2時間ほどもある映画を見るほどの時間はないし、 1時間前後のドラマでも連続ものを見るのが億劫なときに、 ちょっと何か見たいな、という時に時々取り出すのが「コロンボ」である。 ずっと前に、1巻(2話)900円程度の旧シリーズ全巻セットが 出ていた時に買っておいたものである。 TV放映をまともに見たことがあるのは2、3回だったので。。。 「古畑任三郎」はレンタルに頻繁に通っていたころ全部見たので、 そのうち「刑事コロンボ」も見てやろうと思いつつそのままになっていた。
たいてい75分程度だが、今夜は失敗だった。 終わって時計を見たら予定より遅い、、、見たら今夜のは96分だった。 今夜見たのは、やっと第10話である。 この1年ほどの間に、やっと10話を見たわけである。 今までにどんな物語があったのかはもう忘れてしまった。 それくらい間を置きながら見てきたのである。 私は連続ドラマを見始めると、それに集中して他を見なくなる。 時には、時間も忘れ、仕事も忘れて、何話も見続けて失敗することもある。 また、連ドラから離れている時期に、長い時間が許されれば映画を見る。 だから、なかなか「コロンボ」の出番がないと言えばそうも言えるのだが、 しかし、考えてみれば、これも1話完結とはいえ、連続ドラマである。
「刑事コロンボ」も「古畑任三郎」も、私の印象はちょっと複雑である。 見ている間は実におもしろい。 完全犯罪を装う犯人をどう追いつめ、何を決め手にするか、、、 最初に犯人も犯行の手口もすべて視聴者にさらけ出しておいて、 1刑事の思考の経路を描くニュータイプの推理ドラマの魅力は、 作られ始めてから30年以上経った今でも衰えてはいないと思う。 ラストも、スカッとさわやかタイプでなくて、 地位が固まってるか固まりつつある人々が犯人だけあって、 奮闘虚しい、そこはかとない余韻が漂うのもなかなかいいんだな。。。
反面、そのドラマの過程で、何となく憂鬱で重ったるい要素もあるんだな。 まず、殺人の犯行現場をつぶさに見なければならない。 コロンボ刑事(古畑刑事もだが)のアプローチがねちっこ過ぎる。 とりわけ、初期段階でどうでもいい会話から入って行くのがイライラする。 また、犯人も、知らぬ存ぜぬ、関係ない、わからないで無視すればいいのに やたらと挑発的になっていく、、、それはこのドラマのおもしろさでもある が、いささか不自然さを感じさせる要因でもある。
あまりおもしろすぎても生活を破壊する。 例えば「24」シリーズなどは完璧に生活を破壊する危険がある。 「刑事コロンボ」のおもしろさは、私にとって適度でありがたい。
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