TENSEI塵語

2006年10月10日(火) 皮肉な自由

午後から鶴舞公園の中にある勤労会館に出張だった。
考査中の出張は実に迷惑である。
試験問題を作ったり採点したりする午後の半日が潰れてしまうからである。
昨日作り終えるつもりだった試験が、結局できずじまいだったので、
きょうは一層、出張が迷惑に思われた。

こういう日の出張は、早めに出て、のんびり外食して行くものなのだが、
ぎりぎりと思われる時間まで試験問題の草稿を作って出かけた。
電車では遅刻しそうだったので、車で会場まで出かけた。
そうしたら意外と早く、30分も早く着いてしまった。

30分の余裕の時間ができた。

昨日も一昨日も、1日自由だったが、試験問題が気になってしょうがない
中で、伸び伸びすることができなかった。
好きなことを思い切りする前に試験問題を作らねばならず、
抑圧状態の中で、昼寝したり、掃除したり、報道に耳傾けたり。。。
宿題をしなければならないのにそれから逃げ回っている子どもと同じである。

しかし、その30分に喫茶店や会館の長椅子で
試験問題を作るわけにもいあかないし、採点するわけにもいかない。
できるならやりたいが、そういう場所でやってはいけない。
困った不自由な状況である。
しかし、そういうことのできない不自由な30分を得て、
私は、公園内の散歩をすることにした。
25分ほど公園内を歩き回った。
最近一番したかったことをしたのである。
快晴で風の穏やかな、爽やかな空気の中をのんびり歩くこと。。。

時間を多少気にしながらではあったが、すばらしい解放感だった。
不自由だからこそ、このささやかな自由を得ることができた。
この3連休にも得られなかった自由な空気を吸うことができた。
何でもできる状況だったら、仕事に囚われて過ごしたに違いないのだ。

ちなみに、試験問題作りは、帰宅後一気に片づけた。


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