| 2006年09月25日(月) |
昔書いた人形劇台本(その1) |
前々任校にいたのは、22年前からの4年間だが、 管理職や御用主任たちと喧嘩が絶えなかった代わりに、 同僚にはたいへん恵まれたたいへん楽しい職場であった。 前半の2年間に、私はあることを変えたいと思って、 組合の人たちに理解してもらって一緒に活動に取り組んでもらったので、 その成り行きから、2年目の終わりごろに彼らの仲間として加入した。 そのころの私の関心は、学校を変える、ということしかなかったが、 もっと広く組合活動を理解するために、その翌年には分会の委員をやった。 仕事場所も、勝手に職員室から社会科標本室に移し、 社会科の仲間2人と、笑いに満ちた毎日を送っていた。 他の教員からも、生徒たちからも、3匹の腕白坊主が標本室にいると 見られていたようである。
3月に、支部内の組合の退職者と新加入者を激励する会がある。 その時には、各分会で余興をやらなきゃいけない。 その3人の腕白のうちの、若いFくんが、 家からあんぱんまんの指人形を持ってきて、人形劇でもやろうと言い出し、 私に台本を書け、というので、ひと晩かかって書いて見せたら、 腕白が2人とも、すぐにセリフの練習に入ってくれた。
その台本が、この春の大掃除の時に出てきた。 そのうち、アップしようと思いながら、億劫なまま放ってある。 とりあえず、ここに書いておこうかな、と思う。 とにかく、もう紙がぼろぼろで、鉛筆も消えかかっているところがある。
登場する「教頭」は、私が4年間喧嘩し続けた教頭をモデルにしている。 実際こんなことをこんな口調で話していたやつである。 それにヘコヘコする太鼓持ちみたいな主任が2、3人いたので、 そいつらもモデルにしてあるが、こちらはかなり脚色してある。 2人の腕白の仲間が即座に採用してくれたのは、 こんなやりとりが実際にもあったし、ありがちだったからである。 きょうはまずその第1場だけ。。。。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 虐げられし人々(part 2)〈陽光編〉
1 職員会議の場
教頭 明後日の全校朝礼から、ステージにしっかりと日の丸を掲げて、 生徒の規律を正したいと思いますもんですから、 職員もご協力願いたい。 甲 君が代もぜひ毎回歌わせるようにしていただきたいもんですな。 教頭 それも名案で、ゆくゆくはそうしたいと思っておりますんですが まずは日の丸への敬意を徹底させるということで。。。 F ちょっとすみません(手を上げる) 教頭 (別の方を向いて)はい、Fくん。 F なぜ朝礼に日の丸を掲げるのか理由がわからないので、 説明願えますか? 教頭 あんた、そんなこともわからないの? それは、 日本の国旗だからです。 甲・乙 (パチパチパチ、、、) F その国旗が、日本の軍国化の象徴的役割を果たしてきたことから、 いろいろと論議されている事情もありますし、 もっと慎重にすべきじゃないですか? 教頭 何も知らんくせに偉そうなことを言うな! あんたは戦争に行ったのか! わしゃ、戦争に行ったからよう知っとる。 日の丸は立派な国旗です。その日の丸に守られながら、 私の同僚が死んでいったのです。あんたにそれがわかるのかね。 F だから、そういう時代を復活させてはいけないと、 国旗や国歌の扱い方が問題になってるわけで、、、 教頭 何もわからん人間の言うことなど聞きたくない! ・・・ま、ともかくでございますね、校務委員会で既に 決まったことでございますもんですから、ご協力願います。 甲 つきましては、朝礼の進行役として、私から提案がございます。 私が、礼!! と号令をかけましたら、 このように手の先をぴんと伸ばしまして、 90度で最敬礼をお願いいたします。 先生方が手本を見せませんと、 生徒がなかなかピシッ!! としませんので、ヨロシク! 乙 なお、先生方が率先して出席されますよう、 私が先生方の出席をとらせていただきます。 教頭 そういうわけで、徹底方おねがいします。 F (遮るように)ちょ、ちょ、ちょっと。。。 教頭 まだ何かありますか? これはもう決まったことだから、 何言っても無駄だよ。 F この問題で、出席とるという言うのも問題じゃないですか? 教頭 あんたは生徒の出席もとらんのかね。 F 次の3点について、もう一度検討していただきたいのですが。。。 教頭 決まってしまったことは変えられない。 では、「伝達」も済みましたので、これで職員会議を終わります。
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いやぁ、こうして写していても、あのころを思い出してムカムカするなぁ。
それはそうと、題名のところにパート2と書いてある。 もうひとつ以前に書いていたのだろうか? 記憶にないのだが。。。
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