TENSEI塵語

2006年06月27日(火) 電車は速い

何だか改めて実感し感心してしまった。

きょうの出張は安城の文化センターである。
何年か前にもちょいちょいここが会場になったが、いつも車で行った。
東名高速を豊田で下りて、たしか何とかいう交差点を右折すると
うねうねしながらその道なりに行くと右側にあると覚えていたので、
その道順を地図で確認した。
1時間40分くらいかかる行程を思い出して憂鬱だった。

ところが、地図を見ているうちにJR安城駅の近くだと気づいた。
あのころは名鉄犬山線沿線だったので、JR線の利用は便利でなかったから
JR線で行こうなどとはまったく考えなかったのだろう。
今は東海道線の駅もそれほど遠くないし、乗り換えなしで行ける。
それで、急遽、駅に車を置いてJR線で行くことにした。

それでも1時間くらいかかるんだろうなぁ、、と億劫であった。
しかし、最近、運動不足のせいか、明け方に脚がつるようなこともあり、
長時間の運転に些か不安もある(ノンストップの高速道路はなおさら)ので
車中の読書を楽しみに、長時間電車に揺られることにした。

が、長時間ではなかった。
35分で着いてしまった。
本も読み疲れないうちに着いてしまった。
帰りも、今は理事長をしている20年近いつきあいの先生と
しゃべりまくっているうちに、いつの間にか着いてしまった。
電車ってこんなに速かったのか、、、と改めて驚き、感心したのだった。

これは、20年以上前の印象が先入観になっていたのだろう。
教員になりたてのころ、笠寺駅から蒲郡に毎日通っていた。
定時制だったので、午後2時か3時ごろの電車に乗り、
夜の9時半か10時半ごろの電車に載って帰宅していた。
その片道が50分で、1時間に1本か2本しかなかった。
東京に7年いて、待ち知らずの国電に慣れていた身には、ギャップが大きく
信じられないような時間感覚だったのだ。
特に夜は、9時42分とかの電車に乗り遅れると、
次の10時36分の電車を待って駅前の喫茶店でビールを飲んだ。
そういう実に悠長な時間の観念が、電車にはつきまとっているのである。

この20年間に電車は速くなり、本数も増えた。
きょうも時刻表を見て改めて驚いたのだが、
1時間に快速4本、普通が4本、基本的に7、8分ごとに1本走っている。
また、岐阜〜名古屋間も、かつては30分弱が常識だったのに、
最近は20分ほどで行けるようになっているのもよく知っている。

しかし、私の意識の中では、名古屋以東に関しては、
20年前のあの悠長な時間が流れていたのだ。
刈谷にしろ安城にしろ蒲郡にしろ、すごく時間のかかるところ、
名古屋以北から向かったら1時間は決して下らないところ。。。

こんな風に、無意識のうちに、何となくこだわり囚われているようなことが
しばしばあるものだ。


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