| 2002年09月04日(水) |
「天国と地獄」と「ウォーターボーイズ」 |
このあいだTVでやってた映画二本の感想文をば。 といっても、白状すると『ウォーターボーイズ』は後半しか見てないし、『天国と地獄(監督:黒沢明)』なんか最後の10分しか見てないのだけど。 でも、いいなぁ、すごいなぁと思ったので、ちょっと。 ちゃんと借りて最初から見たいわ。 というわけで、ネタバレしますので御注意下さい。
『ウォーターボーイズ』 ・・・は、素人臭さと若さと恥ずかしさと心憎い演出にやられました。 「うわ馬鹿ー!」と画面に突っ込みつつ、高校生とか若さってこんなもんだよね、と思ったりしました。 眼鏡の委員長(だっけ?)の女の子が、男の子の前に出るときは眼鏡外してみるとか。 女子校のプールを貸して貰える、と知ったときの喜びようとか。「中止にならなかった」のが嬉しいんじゃなく、「女子校で出来るから」嬉しいのね、っていう。 そんな些末な演出がいちいちツボ。自意識過剰で見てる方が恥ずかしくて、可愛い。 ヒロインの女の子だけプロの役者のようで、むしろ彼女だけ浮いてしまったのが少し残念だけど。 個人的に「がんばっていきまっしょい」より断然好きかも。いや、まだ全部は観てないんだけど。
そして、『天国と地獄』。 私が観たのは、死刑囚と被害者側の紳士(誰だかよく判らない、観てないから。実は三船だったかも)が面会する最後のシーンだけなのですが。 プライドの高い死刑囚が、「泣きわめいて死んだと思われたくない」といったようなことを言って、被害者側の紳士を面会に呼び、神経質に心情を吐露する。 聞いている内に、紳士が問いとも共感とも取れるような一言(キミはそんなに辛かったのかね、といった台詞)を口にする。 死刑囚はそれに返す言葉が無く、混乱し、わめき散らし、係員に取り押さえられ、ガシャン!と面会室のシャッターが閉まる・・・。 全然文章で説明できないのが悔しいんだけど、この死刑囚役の山崎努って人すごいよ!と魅入られました。 私好みの悪役の可能性大(おい)。 で、ちょっと検索してみると、どうも『模倣犯』のピースがこれに挑戦してるらしい。うーん、敵うのかいな。
弟のクラス劇の殺陣の振り付けにつき合ってたら眠くなってしまったので、この辺で。 私は剣道も棒術も拳法も知らないので、実際に振りを考えるのは弟なんですが。 竹刀を受けたり振り回したりしつつ、これはかっこいい、とか、それは不自然だ、とか言ったり、順番を整理したりするだけなんですが。 でもちょっとおもしろい。どんなのが舞台に映えてかっこいいのかな、とか考えたりして。 同じことで、台詞の練習に付き合ったりするのも、結構おもしろい。練習するたびに、その人物の性格や立場が分かってきてね。 ・・・自分で演技するのはすごいしんどいけどね、言うだけなら楽だもん。 ひょっとして合唱の指揮者のおもしろさも、こんな感じなのかしら。 だとしたら、指揮者とか演出家ってかなりおいしい役どころなのかもしれない。 その分、責任はあるんだろうけどさ。
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