| 2002年07月06日(土) |
なぜお茶の葉がポットの中心に集まるのか |
今日の朝日の夕刊に載ってた、藤原正彦氏の記事より。 息子さん(高一)が、 「ポットを回して渦(?)を作ると、初めはお茶の葉は周りに貼りつくのに、回転が落ちてくると中心にきれいに集まる。どうして。」 とのたまうそうだ。
思わず私も透明なポット持ち出して実験。(父は「思考実験しろ」とか言うけど、やっぱり観察が基本だよねぇ?) で、分かったこと。 ◆人間が回しているときは、お茶の葉は周りに貼りつくというよりまんべんなく分布していると言った方がいいかも(少なくともうちのお茶では) ◆回転数は外側も中心付近もほぼ変わりなし ◆回転が落ちると、お茶の葉は中心に向かってぐるぐると落ちていく。 ◆しかし、水面にはりついてるお茶の葉は、ほぼ同一円周上を回りつづける (同じ様に氷も中心に集まらない)
・・・なんか結局、謎(なぜ水面のお茶の葉と氷は集まらないのか)が増えただけなんですが、どうしましょう。 阿呆な質問ですが、渦の中心まで行った水はどうやって再び拡散していくんでしょうか。鳴門海峡の渦に飲まれた船は一体何処に上がるんでしょうか。 ポットに牛乳入れてみてもすぐ白濁してしまってよくわかんないのです。 「水とお茶の葉は揃って中心に向かうのだが、抵抗の大きいお茶の葉は残り、水は何処かに拡散してゆく」ということだと思うのだけど。
それにしても、息子の質問をあんなに真剣に考えるなんて、藤原さんえらいなぁと思う。 私も小さい頃細かいことを不思議に思った覚えはあるけど、訊き方も要領得なかったせいか、難しいことは「大きくなって自分で調べてね」と言われてしまったような。そして例によってその大半を忘れてしまったような。別に責める気もないけど。
いえ、少しは、大きくなっても覚えていて、物理・生物・化学を習って、見当がつくようになったこともあるんですよ。 何故光の三原色は3色なのかとか。 あれきっと、色を感じる細胞(組織?)が3種類なんですね、人間の眼では。 するとモンシロチョウは何種類持ってるのか気になるところではありますが、まぁいいや。
しかし未だによくわからないのも結構あるし(私が阿呆なせいもかなりあるけど)。 例えば、濡れた服は何故色が暗く見えるんでしょう? (表面の毛羽立ちがなくなるから、だけじゃない。繊維を顕微鏡で見れば少しは分かるのかしら。) そのうち素材別に自由研究やるしかないのかな。
こうやって考えると、実験室での実験は条件が(だいたい)揃ってるから明快だけど、 日常や自然の中の疑問、 しかも訊き方も漠然として基礎知識も少ない子供の疑問に答えるのは大変なことだと思う。 ちょっと前にNHKの小学生向け理系教育番組の質問コーナーで、 「海はどうして青いのか」をやってまして。 一番よく聞く答えは、「青以外の光を吸収するから」ですが、小学生相手にその説明は難しいと考えたのか、理屈は言わずに実験をしてました。 黒い板に赤・緑・青で字を書いたものを海中に沈めつつ、水中カメラで撮るのです。 深度が深くなるにつれて、初めに赤が見えなくなり、次に緑、最後まで判別できたのは青。 つまり、「青い光が深くまで届くから、海は青いんだよ。」 という説明だったのですが。 どうでしょうこれ。 私はそのとき、説明になってないじゃん!と不満たらたら。 何故青い光なら深くまで届くのかとか、何故緑でも紫でもなく青なのかとかも説明してほしかったんですな。 でもそうすると、光が波であることとか、光の三原色の由来とかも説明しなくちゃならなくて、いやほんとキリがないような。 あーぁ、ほんと大変。
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