雑記帳
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2002年05月28日(火) 罪と罰

父に「今頃読んでるの?」と小馬鹿にされつつも(彼は、こんなの高校1年くらいで済ませておくべきだ、と言うんですね)、ドストエフスキーの「罪と罰」、読み終わりました、はい。もちろんまだ一度目です。
岩波文庫。訳は江川卓氏。
おもしろかったです。主人公はもちろん、ドゥーニャもポルフィーリイもラズミーヒンも他の人物達もすごく魅力的で。各々のセリフも見事だし。劇で見てみたいなぁ。

解説(江川卓)で、二葉亭四迷の「浮雲」も影響を受けてると言われてて、そう言われれば少し似てるなぁと思ったり。でも私は、思わず庄子薫の小説を思い出しつつ読んでました。
父は今頃(18にもなって?)罪と罰かい、と言いますが、これを3年前に読んでたら、庄子薫の代わりにドエトエフスキーにずっこけてたかも知れないじゃないか。そしたらなかなか大変かも。いや、完成度が高い分、孫悟空度も高くなったかも知れないって・・・。(私の言う孫悟空度とは、つまり彼が得意になって空高く飛んだつもりが、お釈迦様の手の上から出ていなかったという話のような、切なさというか無力感度のことです。いきなりごめんなさい。)
いや、どっちがいいのかなんて分からないし、もしもなんて言う意味も無いし、そもそも出逢いってこういうものだと思うけど。
しかし、この完成度(とスケール)でこんなにバッチリ核心を突かれると、影響受けない方が難しいような。
いやもっとも核心と言っても大して読み込んだ訳じゃないし、聖書との関連なんてさっぱりだけど。それでも、主人公の無闇なプライドの高さとか、頭のいい予審判事のアキラメぶりとかは個人的に切実。

・・・。
なんだか、また非常にどうでもいいこと言っててごめんなさい。


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