ずんだいありー
□■□モクジ□■□|→→コレマデ|コレカラ←←
昨日の水曜日は朝早くからロンドン市内へ。 ロンドン、マジで劇寒。あまりにも寒くて 途中、GAPでリブ編みのセーターを購入。
兄が住むセントジョーンズウッドから地下鉄で2駅で ボンドストリートなる繁華街へ。ここにはオックスフォードストリート もあってイギリスで展開しているブランドが多くある。 また、ボンドストリートは基本的には超高級ブランドが多い。
まぁ、そんなこんなで面白いところをぼちぼちと歩いてみるのだ けれど、とにかく靴が買えない。 多分、デパートを含めて10軒以上の靴屋さんに足を運んだんだけど そこで本当に足に合う靴を出してくれたのはchurch'sっていう高級靴屋 だけ。しかも靴、5万円もするんだよ。そしてデザインはダサダサ。 あたしゃぁ、自分の奇形っぷりに泣いたね。 ここまで来るともう、奇形なんだと理解しなくちゃいけないなぁ。
kurt geigerで打ちのめされたところでマークス&スペンサーへ行く。 M&Sはサイズが豊富ということであるのかなぁとおもったんだけど、 結局、サイズが見つからず。そして店員が教えてくれたサイズ表を見て 今日一日がどれだけ無駄だったのかを理解した。 あっしのサイズはもともとサイズ表からないのよ。 サイズ6(40)からしかないんだよね。でもあっしのサイズは 38か39なのよ。そりゃないわな。
でもね、買い物に行った先の百貨店の靴売り場でもう一人、同じ サイズで悩んでいるっていう男性とばったり鉢合わせたんだよ。 その人も本当にいつもいつも買いたい靴にはサイズがないっていって 不満をぶちまけていた(そしていい人だった)からきっと、潜在的な 需要って絶対あるんだと思うんだけどなぁ。
今度、patrick cox、kurt geiger、paul smithにメールを打って 世の中には38とかのサイズを切望しているあなたのブランドの大ファンが います。あなたのブランドを楽しめない私達を考えてどうぞ、38のサイズを 作ってください。そのためでしたらイギリスまで行きます、とでもメールを してみようか。
っていうか冗談抜きでサイズが合えば本当に買いたい、買える靴が何足も あったのよ。そしたらこの旅行のロンドンに来た目的は随分と解消される はずだったのよ。それがこのありさまだからね〜。シンガポールの百貨店 の靴売り場でどれだけ帰るのかもう一回見てみよう。っていうか丸井の VISARUNOですら、あっしのサイズ作ってないんだもん、それなのにイギリス で買おうって思うその魂胆からして間違っていたんだと思う。
落胆。
でも、スニーカーだとサイズがあってどうして革靴だとそれがないのか。 考えてみたんだけどそれって結局、需要に尽きるんだと思う。 スニーカーは消費財で、どんどん履いていくもの。一方、革靴はケアを して何年でも履いていくもの。それだけで需要は著しく落ちていく。 更に、世の中にスニーカーをはかない人はあまりいないと思うけど、 革靴を履かない人っていうのは割にいると思う。ということでもともと、 革靴を履く仕事をしている人だけ、特に男性という一方の性に限られる ことを考えるとその需要が著しく限定されるんじゃないだろうか。 だからじゃないか??
んなことを考えて帰宅したら本当に珍しく落ち込んでしまう。
義姉が作ってくれたお茶を啜りながらそんな話をして兄貴が帰るのを待ち、 それから3人でご飯を食べに。 背中が痛かったりしてたのを我慢していたのだけれど実はもう、そのときから ちょっと体が風邪をひいているのを認識していたんだよね。
ってなことで、本日09/11(木)は一日中部屋で過ごす。 朝から微熱が続いて37度。 午前中は葛根湯を飲んで、映画「アメリ」を見る。 午後は姉がおかゆを作ってくれたのでそれを食べながら今度は 桐野夏生の「グロテスク」を読み始める。
「グロテスク」は東電OL殺人事件をモチーフにした、日本社会・男性・階級を とにかくグロテスクに描いている生々しい作品。有名会社に勤めながら、一回 3000円で売春をしなければいけない、その心を描こうとしているもの。 何故、3000円くらいでも売春をしなければいけなかったのか?その答えについては まぁ、本を読んでもらいたいと思うんだけど、なんかすごい複雑な気持ちになった。
男がアタシでイク、ということを値段はともかくとして生きる糧にすると 果てはこうまでなるのか。生業じゃなくて生きる糧って感じ。
非常に面白くて536ページを午後いっぱいかけて読み終えた。
誰かが、たとえ名前も知らない人であっても自分のケツでイってくれる、 それだけで満足だと思う気持ち、それは自分にもあって、それがなんなのか よく解らないでいる。あれって生きる糧なのかな。
グロテスクって誰でも持っている心の中の漠としたネガティブさを上手に それはそれは写実的に描いていると思った。
薬飲んで寝よう。 明日はまた12時間のフライト。 ロンドンには兄夫婦の顔を見ることが出来ただけで満足だ。
|