ずんだいありー
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1999年05月03日(月) 多産

26になりました。でも新入社員です。

昨日、おとといと出勤。でも休日出勤は楽しい。
朝は最寄り駅から座れちゃうし、会社は静かだし、お昼はすぐにありつけるし、お金はいいし。みんなが働かない時に働くのは自分の精神衛生に非常にいいみたい。
でも、帰宅が朝の4時になったのはつらい。

大体、みんなの体のつくりは似ているけどそろいもそろって
朝の9時くらいに出社するように決めてあるってあんまり体にいいシステムじゃない。
それからみんなが同じ方向に働きにいかなくちゃいけないっていうのも変。
電車の上り下りも両方適度に混雑しているくらいのほうが町のありかたとして健全だよな。

それから、やっぱり、東京って人口が多すぎるんだよね。
人間らしさを忘れるくらいが日常と化している。
休日出勤をすると満員電車っていうのが東京の人の朝のエネルギーを
どれだけ奪っているか本当にわかるわ。

さっき、テレビをみてたら、子沢山の夫婦の奮闘記みたいな番組をやってた。
ああいう番組はもうすんな!
子供がたくさんいるほうが大変だけどいい、みたいな価値観は既にお笑いだ。
長女の17歳は高校に進学せず、結局、親を手伝いながら子育てをしている。
そしてうまくできないと殴られるの。そんな、理不尽あるか。
高校に行こうが行かまいがその子の意志で決めればいいが、
だからといって子育てを手伝わなくちゃいけないっていうのは明らかに親権の拡大解釈だ。
夫婦二人で育てられないモノは17歳の女の子にも無理なことだ。
そして夫婦二人で育てられないモノ以上のものを生み出すのは単に愚劣だ。
そしてそれを自分の生んだ子供に家族という枷の中で押しつけるのはもっと愚かだ。
両親には彼女の青春を、人権を、教育を奪っているという感覚がまるでない。
だから好きなだけ殴ろうと、ののしろうと、それでいいと思っている。
それでは、彼女はたまらない。
そんな虐待を平気で放送しても問われない、多産をよしとする価値観、
こりゃどっかおかしいぞ。

産めよ増やせよは戦争のスローガンだけど実は国家主義の神髄だよね。
今でも生きづいてる。

そんななかで、生殖が関係しないわたしは素敵だわ。快感は残るし。自慢。


Seoul-Soul |MAIL