西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2003年03月28日(金) バレエを生きている人たち。『エトワール』

劇場で、パリ、オペラ座バレエ団のドキュメンタリー『エトワール』をみてきました。
オペラ座といえば、世界のバレエ界の最高峰、
エトワールというのは、その中でも最高位の、ダンサーを指すのだそうです。
つまり、トップの中のトップのダンサーなんですね・・・、エトワール。
ううううううう。
なんて、すごい人種なのだろう、バレエダンサー。
美しくて、強くて、孤独で、せつない。

映画の中で、エトワールの一人が言っていました。
バレエを「愛する」という言葉ではこの想いを表現できない。
バレエを「生きている」んだ。

夜遊びなんて論外。
子供の頃からレッスン、レッスン、レッスン・・・。
美しく、強い身体の維持と、技術の鍛錬のために捧げた、ストイックな日々。
そして、日々繰り広げられる競争。

普通の人からみれば、壮絶ともいえるその「生き様」は、
バレエファンだけでなく、
すべての人にとっての、「人生ってなんだろう」「幸せって何だろう」
という問いに対する、理屈ではない生身の「解答」を、
教えてくれているような気がします。

生きるって、ホントに、いろんなスタイルがあるんだなぁ。


otozie |MAIL