西日が差したら枇杷の実を食べよう
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| 2003年01月16日(木) |
もっと、掘ってよ。『ガウディーアフタヌーン』 |
レンタルショップの新作の棚で発見。 ジュディ・ディビス、リリ・テイラー、ジュリエット・ルイスという、 女優陣のクレジットにひかれ、借りてみる。 舞台となっているらしい、ガウディーの建築も好きだったし。
ヒロインのジュディ・ディビス。かっこいい。 更年期前の、もう決して若くない翻訳家の役を好演。 原作ではレズビアンという設定らしいが、 映画ではストレートの女性に変更されている。 この辺りは映画界の、まだまだコンサバなところ?。 が、画面の彼女からは、服装も佇まいも、 どこかそんな(レズビアン的な)匂いがするのが、おかしい。
男装の女性と女装の男性のカップルが出てきたり、 男も女もごちゃごちゃになった、 トランスセクシュアリティーという題材は面白かったのだけれど、 うーん・・・、どうだろ。 伝えたいことの的が絞り切れていなかったみたい。
ジュディ・ディビスはじめ、男装の同性愛者役のリリ・テイラー、 ニューエイジなへんてこナチュラリスト、ジュリエット・ルイス、 ホモセクシュアルのマジシャン・・・etcと、登場する それぞれのキャラクター設定も、それはそれで面白かったけど、 悪く言えば、ただ「面白い」だけで、各々の絡みのドラマも、 あんまり掘り下げられていなかったし。 結論としては、もうちょっとツッコんでくださいな、という感じかな。
でも、ガウディーの建築、スペインの街並みはとってもキレイでした。 ああ、スペイン、行ってみたいぜ、セニョリータ。
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