西日が差したら枇杷の実を食べよう
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2001年05月05日(土) トム・クルーズの「陶酔」という名の芸、『M:I-2』

『M:I-2』をみた。

すごいな、ジョン・ウー監督。
トム・クルーズに対する、
めくるめく「かっこいい演出」ぶり。
あんまり「かっこいい」が大放出なんで、
かえって、かっこ悪いくらい(笑)。

トム・クルーズって、演ってて、
恥ずかしくならなかったのかな。
あまりにも、「かっこいい役」すぎて。

いえいえ、けなしているわけではありません。
第二の007シリーズの生命力を勝ち取るには、
これくらい、やらねば、ね。

しかし、トム・クルーズ。
またもやバイクで爆走シーンあり。
出演契約に本人自ら、
「クライマックスにバイクシーンを挿入せよ」
って書いてあるのかと思う位、
『トップガン(ふるぅ)』以降、
バイクによく乗るよな、トム・クルーズ。

そしてクライマックスといえば、
あんなにハイテク機器を駆使しても、
最後はやはり「素手」で闘ってましたねーーー。
(※これほぼ「お約束」なんで「ネタバレ」じゃないよね??)

こんな風に「最後は素手で闘う」っての、
やっぱり、「ハリウッドの魂」でしょうかね。
「憎しみは拳(コブシ)で返す」という。

この映画に限らず、
どんなに、ものすごい兵器が登場する、近未来SF映画でも、
アクションもののヒーローって、大ボスを倒す時は、
必ず「素手で闘う」もんね。

それってハリウッド娯楽アクション映画の
基本セオリーなんだろーな。
なんちゅうか、「ヒューマン」なのでしょう、その方が。
あんだけ、景気よく人、殺しておいて、
「ヒューマン」もなにも、あったもんじゃないが。

まぁ、単純にアクション映画ファンは、生理的に
「素手で闘う」方が、気持ちいいんだろーな、みていて。

でもね。
なんだかんだ言って、私、デートするなら、
コジャレたアート系映画ずきの男の子より、
こういうドラゴンボールみたいな明快アクション映画ずきで、
トム・クルーズのしていたサングラスやらGショックを
思わず、マネしたくなっちゃうよーな
単純な男の子の方が、タイプなんだよなー。

あ、ゲイの男の子はべつよ。
って、ゲイのコとはデートって言わないのか。


otozie |MAIL