たりたの日記
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2009年07月11日(土) 奥多摩 鋸山へ

< 鋸山山頂より>


白神山地方の旅から戻ると遊山倶楽部から山行の案内が来ていた。


遊山倶楽部山行:7月11日(土)鋸山、大岳山

1. 電車: 新宿7:07発、 立川:7:43着、乗り換え7:51発。 青梅8:24着、8:26発。奥多摩 9:07着。
   (バスはなし)

2. 歩き:
  奥多摩駅 → 2:20 → 鋸山 → 1:40 → 大岳山 → 1:30 → 御岳山 → 0:10 → ケーブルカー駅

 (昼食は、鋸山と大岳山の途中になります。場所はペースしだい。大岳山までは登りなので、昼食は小さくまとめて、御嶽山あたりで、あらためて小宴会ということで)。
 ペースによっては、鋸山往復となるかもしれませんが、ご了承ください。

 蒸し暑いなか、結構、長く感じると思います。多めの水と紫外線対策に気をつけて。

3. 電車(帰り): ケーブルカー駅から御嶽駅に出て、帰ります。

 では、当日。



遊山倶楽部からの案内は月に一、二回は来るがこの一年はほとんど参加できず、4月からフルタイムで働くようになってからは週末に山に登る体力も気力もなかった。
でも一人旅でリフレッシュしたせいか、土曜日には山に行けるような気になっていた。

しかし月曜日から金曜日までは朝5時起きの通勤と仕事がびっしり詰まっている。山に行くかどうかの最終決定は土曜日の朝としよう。
それでも木曜日には山に持っていくピクルスなど作っておいたのだった。

土曜日の朝、いつもの時間に目覚める。昨日までの疲れも取れている。山に行ける!

けれど仲間の集合時間に間に合いそうもない。7分ほど遅れるが新宿発7:44、の快速ホリデー快速おくたま1号で行くことにし、いつも出勤に使う6時15分の電車に乗り込む。

仲間に遅れ、後から一人で歩き出し、途中で追いつくといったことはこれまでもあった。山に入れば、道は辿れるものの、苦労するのは登山口を見つけることだ。うまく登山口を見つけることができるだろうかと緊張しつつ、地図やガイドブックを眺めつつ、登山口の愛宕神社周辺を頭に思い描いていた。

幸いなことに、わたしのように後から遅れて来るメンバーもいて、奥多摩駅につくと、いつもの仲間が待っていてくれた。

9時半頃から歩きはじめたが、鋸山までの道は意外に遠かった。お腹を空かせて昼をずいぶん過ぎてようやく頂上。山頂から向こうに見える山々の青いシルエットが美しかった。奥多摩の山からはこうした風景はなかなか見ることができないと誰かが言っていた。
そういえば、九州の山からの眺めに似ている。

山頂ではいつもの豊かな宴会。
そのまま来た道を下山しようという話も出ていたが、登りがなかなか大変だっただけに、その道をまた下るよりは、大岳山から御岳山へ抜けて下山する方がまだ樂だろうということになった。
とにかく歩きに歩く。途中、Nさんと話しながら歩いているうちに先を歩いていた仲間の姿が見えなくなるが、一人ではないから不安になることもなかった。
御岳駅から最終のロープウェイで下山し、もう、御岳駅までのバスはないので、暗い道を御岳駅までさらに歩いた。

駅の側まで来て橋を渡った。あぁ、暗くなってから、この橋を渡ったことがあったと別の時の山行きの記憶が戻ってきた。
あの時には橋の上に白い月が出ていたが、見上げた空に月はなかった。

仲間と立川で別れ帰路に着く。

よく歩いた。充分歩いた。思い残すことがないほど歩いた。
一人ではこんなに長い距離は歩けない。
仲間と連れ立って歩くことで安心して長い時間歩き続けることができる。
またいっしょに行けるといい。













たりたくみ |MAILHomePage

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