たりたの日記
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日記が昨年のクリスマスのまま凍りついていた。
先日のこと、ジムのプールで会ったKさん、いつもは遠くから手を振るくらいなのだが、向こうから水の中を歩いてわたしのところまで来てくれた。
「どうしたの? 日記がクリスマスのところで止ったままだけど・・・」
そう言われてみて、ようやくその事に気がつくほど、わたしの裡である部分の時が止ったままだった。
こうして日記を開き、キーボードを叩き始めたという事は、内部にうち篭っていたものが、わずかながら外へ向かって動き始めたという事なのだろうか。
7年前にここで書くようになってから、何度かこういう事があった。 きっちりと扉を閉ざし、嵐のようなところをかいくぐり、ようやく穏やかになった気配に、また扉を開くというような事が。
扉、確かに外へ向かって開く扉なのだが、別の見方をするならば、誰も入ってくる事の叶わない、自分自身しか入ることのできない「孤独」が再び心に戻ってきたとも言える。 何にも誰にも影響される事のない、穏やかで強靭な孤独の住まう場所への帰還。
とても遅いスタートだが、ここでも年が明けた。
今年もよろしくお願いします。
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