たりたの日記
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| 2005年07月18日(月) |
エイサーを踊った夕べ 中野チャンプルーフェスタ |
18日、海の日。 この日のイベントは我がラテンの師匠と、中野チャンプルーフェスタなる、沖縄のお祭りに繰り出す事。
沖縄とは縁もゆかりもないのだが、なぜか若い頃から心惹かれる土地だった。 そういえば、我々の新婚旅行は沖縄だったし。
沖縄の歌、踊り、自然、人、食べ物が、わたしのものではないにもかかわらず、不思議な近さを覚えると同時に、日本の他の土地には感じない、異国のような遠さもまた感じる。
先ごろ、師匠が沖縄に何か非常なインスピレーションを感じると、ついこの前沖縄へ出かけ、満ち満ちた体験をしたことを聞いていた。 今回の中野のお祭りも、彼女からの情報。沖縄で宮永英一のライブを聞き、それがすばらしかったと、わたしの掲示板に感想を書いてくれたのがきっかけ。
16日、17日、18日の3日間、中野サンプラザ前広場で、琉球音楽やエイサーをやっている37の団体が演奏やパフォーマンスを繰り広げ、最終日の最後のプログラムで、ゲストとして宮永英一が出演するというものだった。 チラシの参加団体を見れば、心太ライブでお馴染みの奄美島唄ユニットのマブリの顔もあった。(残念ながら、マブリは17日のステージだった)
梅雨明けのギラギラと照りつける中、サンプラザ前の広場は、祭りの熱気でさらに熱かった。わたしより先に来ていた師匠は、ほどなく見つかり、オリオンビールを手に、ステージの前の方に隙間を見つけて入り込む。サンダルを脱ぎ、そのまま地面に胡坐をかく。街の真ん中で、山のような事をやっているとなんだか愉快。
新風(あらかじ)エイサーは大学、専門学生が中心の学生団体という事だったが、なんだか久し振りに若者らしい若者達に出会ったように感じた。エイサーといえば、歌と踊り。文化系サークルには間違いないだろうが、まるで体育会の気合。はぁ〜、若いとはこういう事を言うのだったと妙に感心してしまう。 やがてエイサーはクライマックス。座って聞いていた人達も立ち上がり、出演者と観客が渾然一体となる。
師匠とわたしは何しろ最前列にいたから、踊りましたとも。 手を右に左に流し、足首を軽くスナップさせて踊る。エイサーを踊ったのは初めてだ。
ラストの宮永英一さんのステージ、「WAKE UP琉球!ライブ」はやはり ダントツだった。沖縄の太鼓をいくつも組み合わせたドラムセットはユニークだし、歌の声も力強いが、さらには言葉にメッセージがある。伝えようとするエネルギーのなんと大きい!
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