たりたの日記
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読んだ本の事などで、書いておきたい事、書きながらもっと考えたい事はたくさんあるのですけれど、それをするのに十分な時間が今はありません。 もう時計は深夜の12時ですもの。 けれども今日の事で忘れたくない事はやはり書いておきましょう。
今日は仕事の後mGと共に、アメリカからの出張で日本に滞在中のEと飲みました。前回日本に来た時に会ってから4年ぶりの再会でした。 Eは中国系アメリカ人。顔は日本人と少しも変らないのですが、話す言葉は英語。顔が外国人っぽくないぶん、日本では苦労も多いのかも知れません。
EはmGが赴任していた会社で働いているので、話題はもっぱら、会社の人達の消息や、ニューヨークやニュージャージーの日本食スーパーや日本食レストランがどのように変遷を遂げたかといった事でした。
ここ10年ほどの間に、駐在員相手の日本食レストランやスーパーは次々に潰れ、その一方で、日本の漫画が勢いを伸ばしているということでした。翻訳されるコミックはますます増え、売り場も面積が広がっているとの事。日本食のスーパーは日本のアニメファンの溜まり場のようになっていて、様々な国の子ども達が、ポケモンやデジモンのゲームで対戦し合ったり、ゲームなどのトレイドをしたりしていると話していました。
アメリカの漫画は男の子用の悪者と良い者が闘うという単純なストーリーのものしかなく、いわゆる少女漫画はなかったので、日本のコミックはとりわけ女の子に人気があるらしいです。 そういえば、今年から英語学校で教えているネイティブの教師も、日本のアニメにそれは詳しく、わたしが知らないアニメをずいぶん知っています。
当時、教育熱心な親や教師達は日本から入ってきて、子ども達を魅了し、彼らの時間をすっかり奪ってしまうテレビゲームに困ったものだと眉をひそめていましたが、日本の漫画やアニメはどのように受け止められているのでしょう。 良いも悪いも、影響はもはや一つの国に留まらず、世界中に及ぶようになっているのですね。
Eと話していたらニュージャージーやニューヨークが恋しくなりました。土地とも人ともとても濃い関係を結んだ5年間だったからでしょうか。今だに心はその場所や人々と容易に結びつきます。
今朝は女友達のCからメールが届いていました。日本語は分からないけれど、 わたしやmGのサイトの写真を楽しんでくれているとの事でした。 Cは次男を初めてYMCAのナーサリースクールに預けた日に、スーパーで声をかけてくれた人でした。よく家族でパーティーや夕食に招いてくれました。 そういえば、初めてのヨガの体験も、彼女から誘われたのでした。
いくつもの出会いがそんなふとした一声から始っていく事を思えば、日々の出会いがどれほど大切か改めて思い知らされます。 新しい出会いも一つ一つ大切にしていかなければ・・・
この日記を読んで下さっている方。お会いした事もないのに毎日のように感想を下さる方、BBSに書き込みをして下さる方、欠かさず投票して下さる方。そういった姿は見えない心の繋がりにも感謝して、今日の日記を終えましょう。
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