たりたの日記
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| 2004年10月02日(土) |
イチローに声援を送った土曜日の午後 |
9月いっぱい、Hは旅に出ており、大学が始まったMは寮へ引き上げたから、 なんとも静かな日々だったのだが、今日の土曜日は朝から喧しい音楽は鳴るは野球の実況中継は聞こえるわで、とてつもなく騒々しい土曜日だ。同居人mGは、それを見越してさっさと出かけてしまった。
こういう時はあきらめて、わたしもイチローの歴史的瞬間に立ち会うべく、アイロンがけを待っているシャツだのハンカチだのをかかえ、TVの前に座る。 野球にはとんでもなく暗いわたしでも、イチローくらいは知っている。今日の試合はなんでも84年間破られることのなかった米大リーグ年間最多安打257の記録を、我が国のイチローが破るかもしれないとHが興奮して、わたしに教える。
TVの画面では、アメリカ人達がさかんにイチローを応援している。そして今歴史的な瞬間に挑もうとするイチローには、日本のサムライを思わせるようなしんと静かで腹の据わった凛々しさが見える。それを、アメリカ人といか、日本の外の視線で見ている。「かっこいいよね〜、イチロー」「そうだよ。日本の誇りだよ」と、恐らくは初めて母と子の間で交わされる野球の話題。
イチロー、ヒット!257に追いつき、258本目を打ち、そして259本目のヒット。84年ぶりの記録を、極東のアジアの若者が更新。おめでとう! この日記で初めての野球ネタ、おそまつ。
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