たりたの日記
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2003年01月13日(月) 成人式の日

我が家に一名、その対象者がいるのでこのタイトルでひとことくらいは書いておこう。

「成人式はどうするの」
「行かない」
「そう」

行こうか、行くまいか、本人は直前まで悩んだ様子だったが行かない選択をしたようだ。高校サッカーの決勝戦を見に行くという。その方が良い記念になるだろうと思う。いいんじゃない、それで。

こんなことを書くと顰蹙をかってしまうだろうが、夫も私も成人式にはかなりネガティブな感覚がある。夫は自分の成人式当日は自転車で一人旅をしていたし、息子にも「あんなの出るなよ」と言う。私は自分の成人式には出席はしたものの、振袖は着ずに洋服ででかけた。今でもそうだが、成人になったことを祝う式に高額な振袖を着るという習慣がどうにも受け入れられなかった。振袖なんてみんなが着たら同じようにしか見えない。その人らしさなんて隠れてしまうじゃないとばかり、市内のブティックをいくつか回り、自分の感覚にぴったりするドレスを求め、それを着てでかけた。けっして目立ちたくはなかったのに、お陰でえらく目立ってしまった。当時振袖は30万かかるらしかったから親からその半分の15万をもらい、10万をバイオリンの頭金にしてドイツ製のバイオリンを月賦で買い、5万でドレスや靴などを整えた。このところ目方が減ったからあのドレスは今でも十分着れるし、バイオリンもあの時のバイオリンが元にして古い楽器に買い換えることができた。振袖よりはるかに価値があったと思っている。

さて、この日は祝日でもあるし、せっかく仕事もオフなのだからと夫と私はスポーツウエアーに身を固め、20キロのジョギングとウォーキングに出かけた。ジムのマシーンで走っているばかりでは距離の感覚がつかめないからまずは20キロがどんなものか体感してみようと思ったのだ。あまり走らずにほとんど歩いたがそれでもその後ふくらはぎや腰などが痛かった。歩き方や靴にも問題があるのだろう。そこいらを改善してこの次は30キロかな。


たりたくみ |MAILHomePage

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