たりたの日記
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子どもたちが大きくなり、それぞれが自分の世界を抱えていると、同じ家に寝起きはしていても以前のように4人でテーブルを囲むことはめったにない。今日は長男と次男が同じ電車に乗り合わせたようで、ほぼ同時に帰ってきた。夫とわたしはジムへ行き、帰りに買い物をして帰ってきたところでタイミングが良かった。具合のいいことに、今日のメニューは寄せ鍋。生協で正月用の豪華版を注文していたものの、なかなかみんなが揃わないのでまだ冷凍庫に残しておいたものを今朝解凍しておいた。
大きな土鍋に魚介類や野菜を入れ、魚が苦手な長男のために肉や餃子もほおりこみ、絵に描いたような家族団らんにうれしい気持ちになる。しかしだ、そこで交わされる会話がどのようになるのか、はらはらしないこともない。なにしろ怖い父親、大人になったばかりの息子と受験直前で何かとストレスも多い次男。話の展開によっては腹を立てたり、気まずくなったりすることは十分予想できるのだから。
幸い話題は世界情勢の方に向かったので、鍋をつつきながら熱っぽい議論が続く。我が家の男子たち、関東に生まれ育っても友達の間では九州男児で通っているらしく、やたらと熱い。そこへきて夫もけっして譲らない。まずはエキサイティングな鍋であった。
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