喧騒及煩悩日々是徒然
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2004年08月21日(土) 引越し二日目・さらばY市!

今日は旧事務所の二階にあった荷物と…残っていた全ての荷物が運ばれてきました。

とは云うものの私たちには手出しの仕様がないので、昨日の中華料理屋にPちゃんと二人で入れ物を返しに行ってきました。
私「お客様にもお出ししてしまったんですよ。すぐに気がついたからよかったものの…ねぇ」
(無論ウソ。食った中にいた唯一の社外の人間は妹)
店員『申し訳ございません』
私「本当は保健所に届けてもよろしかったんですけどね。そちらが「待って」言うことですから連絡はしてないんですよ。 現状では誰もお腹が痛くなったりしてないからいいけれど…これからどうなるか」
店員『皆様、まだ具合は悪くなられていないのですか?』
…食った人間、そこでチャリの方向変えてくれてます(笑)
自分でもにっこり笑顔、かなりいやんな口調で店員脅してたと思います。
だって、オカンが!

『私が行くともうあそこ仕えなくなっちゃうから、行って脅してきて』って

その戻ってきたお金で今日のお昼とおやつのアイスを調達。
今日はオリジン弁当。幕の内やハンバーグを殆どの人が頼む中、アタシは豚丼、妹はチキン。
美味しいと思ったけど、あまり皆には受けなかった模様。

お昼からは、Pちゃんと二人で3階のテープ痕と床の汚れ消し。
マジックリン片手にこすっているうちに、自分の足跡が残るのに気づき、最後は二人とも靴下でごしごし。
応援に来てくれたフロッグスタイルと、カテットマベットも靴下になってくれて。
そんな中、口ばかりで一番働いていない女が現れ
『え?スリッパ脱ぐの? あたし裸足だから無理〜』
だったら来るな、歩き回るな、拭いた所を汚すな!!
そしてオカンもてんぱって、矛盾したことを言い出してアタシに当たる当たる。
『…侑美香さん、やられてるね…』
と今日も同情してくれたPちゃん。

4時近くにやっと自由の身になって、『マッサージ行かない?』とのお誘いに昼寝を止めて向かうことにしたものの…Pちゃんが持っていたのは小銭入れだけ(笑)
他人の不幸はなんとやら、と笑わせてもらい、ちまちまと必要経費を貸してあげて
7時近くまでふらふらしました。




全てが終わった〜と、ごろごろしながら電話をしていた8時ちょっと前…。
オカンが慌てて現れました。
『会社に泥棒入った!』
引っ越したその当日に?! そういえばさっき事務所のドア開いてたけどあれって大家が居たんじゃなかったの?
いろいろな考えがぐるぐる回る中、脱ぎ捨てていたジーンズを履きなおして尋ねました。「どっちの事務所?」と

『Y市』

何もないはずの旧事務所…カーテンも何もないから丸見えのトコに侵入?
しかし、旧事務所が泥棒に入られるのはこれが初めてではないのです。
一度目は91年。トイレのガラスを割られて侵入。
かなりの被害があったらしく、これで警備会社と契約したらしいです。
二度目は4年ほど前。オヤヂのデスクの後ろの窓を割って侵入。
それほどの被害が出ないうちに警察に連絡が行ったそうです
(…でも机の中にあったものを持っていかれたそうで、その泥棒が持っていかなかった一円玉の箱は後日私の通帳に・笑)
で…最後の最後になってまた。
寝入りばなをたたき起こされて機嫌最悪のオヤヂについて会社に向かったのですが、『帰れ』と怒られました。
だって。オカンが行って来いって。…そりゃ野次馬根性もあるけど
オヤヂの罵倒に耐えながら事務所に着いたら…警察も誰も居ません
『誰もいねぇじゃねぇか!』
…なんでアタシが怒られるの? 言う相手が違うし…
その後、数分して警察が到着。
パトカー2台。制服警官4名、私服3名、覆面2台。
話を聞いてみると、侵入警報が発報したためこんなに大所帯で来たとの事。
警官『で、おたくさんどちら?』
オヤヂ『ここの社長です』
その時のオヤヂの格好は寝ていたままのTシャツ・短パン…ぼさぼさ頭。
アタシは数歩後ろに黙って立ってました。

オヤヂ『警報鳴ったっていうけどさ、このセキュりティーカード入れても反応しないんだよ』
そう言って皆の前でカードをスロットに出し入れ。
警官『ですが、発報があったから我々が来た訳で…』
オヤヂ『…発砲事件?!』
警官『いえ、発生の『発』に報告の『報』です…』
その後オヤヂは警官に状況説明。
今日で事務所を完全に空にして、月曜日に引渡すこと。
だからカーテンも全部外して中は丸見え、侵入しても何もないと。

外を見て、どこのガラスも割られていないのは一目瞭然。
では中に…と鍵を開けて中に入りました。
この時、外の警報操作のスロットは赤ランプ点灯の『警備中』状態。
なのに中に入っても全く警報音もなりません。
二階を確認しても何の形跡もなしとの事。

警官『社長さん、警報切りました?』
オヤヂ『切ってないです。 この装置古いから交換しろって警備会社から言われてたんですが、もうじき出て行くからってそのままにしてたんですよ。誤作動の可能性があるって言われてはいたんですが…』
警官『…この装置って熱感知型で、センサーを内側に向けてあるから外のものには反応しないはずなんですよ。動くもの感知ならでっかいゴキブリとかで反応って事はありますが…』
オヤヂ『最後の最後で壊れたか…』
警官『ですね』
オヤヂ『このままにしとくとまた誤作動するかも知れないんで、電源切っていいです』

そして警報装置は沈黙させられました。
退散…の際に後ろでずっと見ていた私が電気を消して回ってもオヤヂは何も言いませんでした。
最後の最後にもう一回事務所に戻れて、こんな経験したなんて、いい記念です。

今度この玄関の扉を開けて、もう一度閉じた後…両親は二度とこの事務所に面した道は通らないと心に決めているそうです。
きっと私は…1度見に行ってしまいそうな気がします。
変わってしまった姿を見るのは恐いけど…もう一度だけという気持ちが少しあります。












子安侑美香 |MAIL