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2003年06月24日(火)  凡人のブルーズ・2
■お仕事@早番。
18時上がりなのに17時半くらいにかかってきた電話につかまってしまい
終わったら18:45……
あげあしとり&屁理屈いいまくりのオヤジで、
とにかく何を言っても文句を言う。
で、「金を出せ」「誠意を見せろ」「保証しろ」
「類似サービスは他にもあるんだ」みたいなことを言う。
お前は梅宮辰夫かよ、と思いつつ一通り聞き、
オ○マのWさんに「どうしましょう、この人何言っても文句言いますよー」と言うと
「そういう人は何行ってもつっかかってくるから、引いてみるといいわよー。
(うちの商品を)やめていただいてもかまわないんですよ〜くらいにね〜」
ということなのでそんなニュアンスを含ませつつ
「残念ですが当社のサービスにご不満ならば(やめても)しょうがないですね…」
と、伝えたところ、態度豹変。
あれほど威圧的だったのにしゅるるるるる〜とおとなしくなってしまった(苦笑)
世の中にはこうしてふっかけてくる人がいるんだわねー、と学んだ俺、夏。

戦い 電話が終わって上司から拍手をいただく(爆)
「勝ちましたよ!(笑)」「よくがんばった!(笑)」
ああこうして染まってゆくのだな(苦笑)

■まあ、あげあしとり&屁理屈には前歴がありますからね(謎)

■さあ、戦いに疲れた心を癒していただこうと渋谷へ向かう。
Yさん、Kくんと落ち合って、UPLINK FACTORYへ。


★「Sound and Vision」@UPLINK FACTORY

■出演:DRAMATICS:ササキヒデアキ(映像)勝井祐二(ヴァイオリン)
Sound and VisionとはUPLINK FACTORYという空間で初めて成り立つ
音楽と映像によるライブ・パフォーマンス・シリーズの総称です。
同じ空間を共有する事でしか体験出来ない“何か”が生まれていく瞬間と
その過程を自分自身の眼で目撃して下さい。
第一回目となる今回はヴァイオリニスト・勝井祐二と
映像作家・ササキヒデアキによる『ドラマチックス』が登場。
即興で行われる演奏と映像によるスリリングなライブをお楽しみ下さい。
(以上、UPLINK FACTORY HPより抜粋)

■所謂バイオリニストのソロライヴ。(厳密には違うけど)
…っていう言葉から想像されるものとは全く違うんだろうなあ、
とは思っていたわけですが。

■もらったフライヤーには
「最良の環境で映像と音楽をお楽しみ頂ける様、
 メールにて先着40名様までの予約を承ります。
 それ以降のお客様は立ち見となりますので
 予めご了承下さい(総定員数は80名です)」
と書かれていたんですが、
会場のUPLINK FACTORYというところは雑居ビルの5階にあって
非常にこじんまりとしたラウンジのようなつくり。
壁一面にスクリーンが貼られ、床は板張りで、
会場の中には大きさも形もバラバラな椅子がぎっしり。
(パイプ椅子のようなものはなくてディレクターズチェアーとか
 アンティークのソファーのようなものばかりでした)
ライブや映画を見るところ、というより、
ちょっと広い居間がある家にムリヤリ大人数ご招待受けた、みたいな感じ(笑)
てか、絶対これ80人入らないだろう〜(笑)

■キャンバス布のディレクターズチェアーに腰掛け待つこと暫し。
部屋の照明が消え、投射機のスイッチが入ってライブがスタート。
ライブが始まる前に後ろに勝井さんがいたけれど
スクリーン廻りに姿は見えず。
おそらく後ろで演奏しているんだろう。

■そこから先、およそ1時間15分ほどの時間に在ったのは、
音と光りと色、それだけ。
白いスクリーン上にうごめく影、それが形になったり崩れたり、
影の廻りを彩る色はグラデーションになって次々に変化してゆく。
そして流れる「即興で」の演奏。
囁きのような、切り刻まれるような、広がったり狭まったり、
それはもうバイオリンの弦から発しているとは到底思えない音たち。
「概念」を根底から覆す。
自分の脳みその柔らかさを試されているみたい。
流れてくる音ひとつで映像からイマジネイションするものが変化する。

■次第に、音と映像を見に来た、というより
自己の内側と対話しているんだな、と思いだす。

■徐々にフェイドアウトしてバイオリンの音が消え、
スクリーンから影が消えて、勝井さんが「終わりました」とひとこと。
一瞬の間の後まばらに拍手。
皆、どこか違う世界に飛ばされてしまったんでしょう。反応が鈍い(笑)
目を開けて見た夢、みたいな。そんな感じ。
目覚めてぼんやりしたような、焦点が合ってない表情。
きっと私はそんな顔をしていたに違いない。

■勝井さんから簡単な説明、そして
「何も考えずにつくった」ソロアルバムが出るとのこと。
そのソロアルバムを会場で先行販売していたので購入。
サインをしていただきました(嬉)
最初Kくんがサインを貰っていて、その後に「私も…」と言ったら
「いいですよ!いくらでもしますよ!(笑)」
なんて気さくな人なんだー(笑)

■家に帰ってアルバムを聴いてみた。
「何も考えずにつくった」のがコレなのかあ…
うーむ、やはり私は凡人なのだなあと思うことしきり(笑)


□BGM:CATCH22/DCPRG


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