詩のような 世界

目次


2006年11月30日(木) ひだまり



あたたかな

最後の黄色い花びらが

冬の風にさらわれて

手の届かないところに飛んでいった


何をしなくても

色とりどりの花が敷き詰められた

鮮やかなあの場所を感じられる

甘くて

涙ばかりが出た


つながっていたよね

君の存在のにおい

魅惑的な花の庭に負けない強い

忘れられないにおいだった


寒くなると

君は枯れ木に登り

上へ上へ

僕は君を見失わないように

逆光に負けじと君の姿を目で追った


止めることはしなかった

できなかったんだ

どうなるかは

わかっていたのだけれど


飛んでゆく花びらは

きっと君の化身だね

僕は風になって君を運びたかった

あんな木より

もっともっと高いところまで


今、君がいる場所には

明るい光が射し込んでいる

願ってる



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