詩のような 世界

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2003年03月17日(月) Your style


いつも寂しさと背中合わせで
それが「自分」なんだ、と
君は強く主張するのだけれども


童話を読んでいるとき
目に涙を浮かべるほど幸福そうだ
君は夢の国だけを信じている


歩き出す前に背中を押されてしまう
君は必要のない恐怖にまで付きまとわれ
立ち止まりたい欲望を必死に殺す


上手に敵をつくれないのは
誰にも失望してほしくないから
君の口が器用に動かないのもそのせい


強がっていないように見せる強がり
君はコップの水を一滴もこぼさないように
涼しい顔をしながらこれからもゆくのだろう


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しえり |MAIL