詩のような 世界

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2003年03月04日(火) Yellow


そこにある蛇口をひねったら
塩素臭くも錆び臭くもない
ただの黄色い水が流れ出た

と思ったら

あっという間に目の前がまっ黄色に染まり
僕の肌も隙間なく黄で
どうしても黄色い悲鳴を上げることになった

きゃあー
きゃあー

ああ楽しい
ああ悲しい
どちらにしても
1色だけって美しい
限りなく純粋で
限りなく危険だから

僕も君もあいつもあの子も
複雑なイロなんか捨てちまえ!

無駄な選択肢なんかいらない
本質さえ見逃さなければそれで
いい。


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しえり |MAIL