詩のような 世界
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あはは
あははは
どうせなら
あなたに殺してほしかった
つくられた「格好いいあたし」を
クールって言われ続けて
あたしはそれが自分のラベルなんだと思って
信じて突っ走ってきたのよ
あはは
あははは
あなたは心の中で嘲笑っていたの?
それともこいつは子供なんだと自分に言い聞かせた?
どっちにしてもいいことじゃない
考えるだけで恥ずかしくて叫び出したくなる
でもあなただってとてもオトナとは言えなかった
そうでしょ?
あたしよりは、少し余裕があっただけで
学ランがサングラスなんかかけちゃって
あたしはいつも「外して」と頼んだのに
あなたは笑ってはぐらかすばかりだった
どこ見てるかわからなくて不安だったこと
伝えられなかったあたしが悪いの?
あたしはもっとあなたに「子供」になってほしいと
唇の端で表したかったのだけど
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