詩のような 世界

目次


2002年12月15日(日) OFF


ひたひたと
冷たい音を立てながら
青の足跡はどこまでも続いていく

シロウサギハ シンダ

あたしは布団の中に住む
相棒を探している
大陸を繋げたい


呪術師は大人の男に限る
闇の雫が心の穴に溜まる
ぽたぽた、ぽたぽた、ぽたぽた……

シンダ

誰を憎むでもない
祈りとも呪いとも取れる言葉が
彼を通してあたしの本音となるのか


視力を失った生き物が
足音を聞きつけたようだ
もはや全てが暗い青に侵された

シンデイル

乾燥した土の子たちが乱れ飛ぶ
ぴょん、と長い耳が泣く
遠くの方で誰かが主電源を切った


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