詩のような 世界
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ひたひたと 冷たい音を立てながら 青の足跡はどこまでも続いていく
シロウサギハ シンダ
あたしは布団の中に住む 相棒を探している 大陸を繋げたい
呪術師は大人の男に限る 闇の雫が心の穴に溜まる ぽたぽた、ぽたぽた、ぽたぽた……
シンダ
誰を憎むでもない 祈りとも呪いとも取れる言葉が 彼を通してあたしの本音となるのか
視力を失った生き物が 足音を聞きつけたようだ もはや全てが暗い青に侵された
シンデイル
乾燥した土の子たちが乱れ飛ぶ ぴょん、と長い耳が泣く 遠くの方で誰かが主電源を切った
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