詩のような 世界
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言い訳のできない季節がやって来た ような気がする けれどわたしは逃げる準備に追われている
手を引いてくれるの? でもかわいいことは何も言えないよ?
変てこな言葉を唱えても 遠のかず一緒に眺められたら素敵 作られかけの気持ちのよい場所
思いはどこまで強ければ誰かに届くのか 必ず、と約束してくれる郵便ポストがあるなら わたしは
冷静さを失わないように と自分に注意したことがないなんて笑える なぜわたしはバス時間のために生きているの
荷造りが終わって わたしはひとまずこの部屋を捨てる 心がしくしくと泣いているけれど無視する
ドアは こちらへお進みくださいと言わんばかりに 身体をすっと反らした
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