詩のような 世界

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2002年11月27日(水) 居場所


言い訳のできない季節がやって来た
ような気がする
けれどわたしは逃げる準備に追われている


手を引いてくれるの?
でもかわいいことは何も言えないよ?


変てこな言葉を唱えても
遠のかず一緒に眺められたら素敵
作られかけの気持ちのよい場所


思いはどこまで強ければ誰かに届くのか
必ず、と約束してくれる郵便ポストがあるなら
わたしは


冷静さを失わないように
と自分に注意したことがないなんて笑える
なぜわたしはバス時間のために生きているの


荷造りが終わって
わたしはひとまずこの部屋を捨てる
心がしくしくと泣いているけれど無視する


ドアは
こちらへお進みくださいと言わんばかりに
身体をすっと反らした


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