| 2008年02月09日(土) |
映画「L change the WorLd」 |
いやぁ、観てきてしまいました「L change the WorLd」。 上映初日に映画館に行ったの、初めてです(^^;
もともと、初日に行く気はなくて・・・たいてい、たまたまお休みになった平日の昼間に行きますので。 映画の初日は土曜日ですものね。まずは、お休みにはならないだろう、と。 なのに、なぜか今月の仕事のローテーション見たら、見事に2月9日土曜日がお休みになっている(^^; え、嘘、どうしよう、これって初日に行けと言う天啓かしらん、と(笑)
でも、平日の昼間ならともかく、土曜日に一人で映画行くのも何だなあ。 などと思いつつ、友達にこのことをメールしたら「私も見たい。一緒に行こう!」と返事が(^^; ただし、用事もあるので、夕方からしか見られないとのことでした。 さて、どうしたものか。
と思っているうちに、今度は天気予報で、土曜日から関東地方も雪の見込みと聞き、これはだめかもと、あきらめが強くなりました。 映画館、遠いんです(笑) しかも、見終わるのは夜8時すぎになる。もし雪が降っていたなら、帰り道は、さぞ困難だろうなあ(-"-;) なので、ぎりぎりまでお天気を見て、と言うことになりました。
ところが・・・夕方近くになっても、雪どころか雨も降らないんですよ。 空は、いくらか雲はあるものの、さほど暗くもない。 友達からは「大丈夫でしょ。行きましょう」とのメール。 これは、やっぱり天啓かも(しつこい!) と言うわけで、行ってきました。すみません、前ふり長くてm(__)m
さて、映画「デスノート」前後編で、キラこと、夜神月との命を張った頭脳戦を終結させるべく、自ら23日後の死を選んだL。 キラとの決着はついたものの、Lは大切なパートナー、ワタリを失います。 一人になったLが最後に巻き込まれた事件は、怖ろしい感染力と殺傷力を兼ね備えたウィルスによる、バイオ・テロ。 そして、今まで経験のなかった、子供たちの相手(子守?)。しかも、頼りになるワタリはいない。自ら動かなくてはならなくなるL。 知的な頭脳戦だった、夜神月との闘いと違い、今回の敵は団体さん(笑)で、武器持って押しかけてきます(^^; 迎え撃つLも、当然(仕方なしにか)アクティブにならざるをえないわけです。
ばたばた人が死んでしまうわりには、映像的にはあっさりしていた「デスノート」に比べ、今回の映画は、確かに前評判通り・・・グロい、血も出る、ギョッとさせられたりもする。 ホラーも、グロいのも、大の苦手な私には、映像的につらいシーンもありました。と言うか、前評判にびびって、かなり目をそむけてしまったので、実際はしっかり見ていない(^^;
でも、Lが出ているシーンは、かなり見ていて楽しい。あいかわらずのL、を見ることができ、Lファンには嬉しいと思います。 そして、子役二人の上手なこと。 Lのもとに届けられる、タイの少年。そして、ワタリを頼って訪ねてくる少女、真希。 二人とも、いい目をしています。しっかりと強い意志を持った目。
真希ちゃんは、小説版では関西出身と言うことで、大阪弁を操る明るい女の子、大阪らしいつっこみもするし、阪神タイガースのファンと言うキャラクターだったのですが、さすがに映画では、関西弁でもタイガースファンでもなく、そこはちっょとがっかり(笑) でも、凛とした少女で、かわいかったです。
少年の方も、かわいいです〜 実はこの少年、最後に原作を知っている人なら、「ああ、なるほど、そうなるのね」と思うような設定になっているのですが、それはここでは伏せましょう(^^; 個人的には、甘党のLの側で、柿の種の缶をかかえてつまんでいた少年がツボでした(笑)
Lのアクションは、かなりなもので、「ここまで必要?」とも(^^; ストーリー自体も、「デスノート」ほどの緻密さは感じられません。 大掛かりではあるけれど・・・と言うか、すごくお金かかっていそうですが。 敵さんも、団体のわりには、いまいち迫力不足。 頭脳戦だけで考えたら、Lの敵ではないでしょう。 夜神月の、正義と言う理想(幻想?)のもとに、最後まで貫いた冷徹さに比べると、物足りなさは否めません。
ですが、展開が早いのと、Lの行動に引き摺られ、飽きることなく見続けてしまいます。 今回の話では、最初から最後まで、ワタリを失ったLの孤独が根底にあったように思いました。 Lと少年、そして真希の3人が行動を共にする姿は、ちょっと変わった家族ごっこのようにも見え、それぞれが一人ぼっちだったり、大切な人を亡くしたばかりだったりで、どこかぎこちなく、切なくも見えました。
原作とは違う結末になった「デスノート」、その後の、最後の23日間に、Lがあんなふうに変わったのだとしたら、それはやはりLにとっての救いなのでしょう。 決して無感情ではないL、傷ついた相手に対する優しさを垣間見せるL、自らの身体を動かして必死に闘うLの姿は、ファンにはやはり見逃せないものではないかと思います。 そんなわけで、Lファンの私としては、なんだかとってもたくさんLを見られて満腹状態です(笑)
さすがに映画始まったばかりなので、これ以上のネタばれはまずいですが(と言いつつ、かなりばらしてるでしょうか、すみません) 映画をご覧になった方がいらしたら、ぜひ、いろいろとおしゃべりしたいものです。
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