| 2006年02月21日(火) |
カーリングって・・・ |
カーリング・・・名前は聞いていましたし、競技の様子をちらっとくらいは見ていたものの、今までほとんど馴染みを感じられずにいたのです。 パッと見ただけでは、何やら「漬物石の前をデッキブラシでこすっている」としか思えず(申し訳ありませんm(__)m)、いったいこの競技って?と・・・(^^; 返す返すもお恥ずかしい限りです。
今回のオリンピックで、ようやくしっかりと見ました。 最初はルールも勝敗の要素もわからず、ただストーン(と呼ぶのですね)を投じる際の選手たちの真剣な表情と、そのあまりに静かな姿勢に、思わず注目したのでした。 何かのテレビ番組で、カーリングについて「わかりやすく言えば、氷上のおはじきみたいなもの」と言っていたのが頭にありまして(^^; しばらく見ているうちに、「なるほど、最終的にそれぞれのストーンがどう置かれているかで勝敗が決まるのか」と納得できてきました。
狙ったところに、いかに正確にストーンを投じるか・・・ 投じる人の技術や冷静さ、勝負強さはもちろん、リンクの状態やストーンの癖によっても、微妙に軌道がずれてくる。 相手を牽制したり、わざと障害になるような場所にストーンを置くこともあるのですね。 これは、なかなか奥深い!それに面白い! ファンになってしまいました(笑)
女子カーリング、日本は残念ながら準決勝に進めませんでしたが、夕べ見たイタリア戦は本当にいい試合でした。 10回まである攻防の8回目、日本は有利と言われる後攻。 この時点で試合はイタリアの点が上回っていたので、ここはいっきに逆転を狙いたいところ。日本はこの回、勝ったことは勝ったのですが、惜しいことに同点止まりでした。 次の9回は、今の回負けたイタリアが後攻になります。後攻は回の最後の一投が回ってくるので、絶対的に有利。 でも、もしこの回、イタリアの勝ち点を1点に抑えて日本が負ければ、最終10回は日本が後攻です。
なんとか1点で、と願っていたのですが、イタリアもさすが(^^; 試合状況があまりおもわしく進まなかったせいか、わざと(だと思うのだけど)、引き分けのまま終わらせ、自分たちが最終回の後攻を取ると言う作戦にきました。 うむむ、これって日本不利、大丈夫かなあ(^^; 一投一投、息を呑む展開でしたが、日本の最後の攻撃、小野寺選手の見事な一投がストーンを高得点の位置に進めました。 後はイタリアの最後のストーンが、日本よりいい位置にくれば負け、こなければ勝ち・・・ 結果、イタリアのストーンは日本に及ばず。 いやぁ、ホントにやきもきする、でもとてもいい試合でした。
今回は準決勝前で敗退してしまいましたが、世界の強豪相手に健闘した選手たち、今後期待持てますね。 トリノでの試合をテレビ等で見ていた人たちの中にも、カーリングファンになった人が増えたとか。納得です(笑)
|