朝夕涼しく、すっかり秋の気配になりました。 空気の匂いも、夜の虫の声も、なにやら心を澄ませてくれそうです。
秋になると、なぜかお香を焚きたくなります。 いえ、もちろん一年中いつでもお香は合うのですが、秋の夜はお香を楽しむのに、一番似合っているように思えるのです。
鳩居堂さんの「六種の薫物」が好きで、よく使います。 秋はやはり「菊花」、深く雅びな香り。 いにしえの世界に思いを馳せるには、ぴったりです。
それと、お友達から頂いた「雪ノ下」と言うお香。 名前からして素敵ですよね。 沈香を用いた風流ないい香りで、こちらもお気に入りです。
今年はもうちょっと欲張って(笑)、他のお香も試してみたくなりました。 鳩居堂さんの「響き」と言うシリーズ。 こちらは伽羅・沈香・白檀の古典的な三種の香りのお香です。
私には、まだそれぞれのお香を嗅ぎ分けることもままならないのですが、それでも今日はどれにしようかな、と楽しく迷ったりしています(笑) せっかくだから、香立ての素敵なのも欲しいなあ、なんて・・・ 秋の夜の、ささやかな贅沢です(笑)
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