最近、よく見かける花のひとつにユリがあります。 それも、道端や山肌などに白く咲いている野生のユリ。 そう言えば、なぜかうちの庭の隅でほったらかしになっている鉢にも毎年咲くんです(^^; おかしいなあ、ユリを植えた覚えはないのに、いったいなぜ? 不思議に思いつつ、毎年つぼみがつくと開花を楽しみにしています。 それ以外はまったく手をかけていないし、その点では野生なんですね。
子供の頃、野生のユリと言ったら、まずは山百合でした。 あの大輪の白くて肉厚の花びらの中に、赤い小さなぽつぽつがあって、見るからに迫力(^^; 香りも強く、いかにもたくましそうなユリでした。
でも最近野生種として見かけるのは、いわゆるテッポウユリと言うのかしら、真っ白ですっきりと細身な、いかにも上品そうなユリなんです。 山百合はあまり見かけないなあ。 それとも、山百合が咲くのはもっと深い山なのかもしれませんが。 それにしても、ほっそりした白百合があちこちにこともなげに咲いている様は、ちょっと贅沢なような、もったいないような(笑)
今日は台風の影響で雨も風も強いです。 背の高いユリたちが、倒れてしまうのでは・・・心配ではあっても、どうしようもない、野生の花のつらいところです。 厳しい自然の中で、ひたすら自力で咲く。 枯れても倒れても、そのまま土に還る。強くて潔いです。
雨風にさらされないよう、家の中に避難させている我が家の鉢植えたちは、やっぱりちょっと過保護なのでしょうか(^^;
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