日々日記
いちらんふるいあたらしい


2010年04月08日(木) また泣いている

こんどは、『赤いおおかみ』という絵本を読んで、えぐえぐ言っている。

F.K.ヴェヒター作。


万年筆タッチの絵は、ガブリエル・バンサンに似通うものがあるなぁ。

ああ、絵だけじゃない。取り上げている内容も近いかも。



犬はね、犬はこんな風に硬派な口調で話したりしないのよ!
そんなの分かってる。

でも泣ける。

なんだろうねぇ、数奇な運命というか、生まれ落ちた運命を受け入れていくというか、
誰かと、そして自分の誇りのために、とても気高く生きる犬の話なんだ。

そこにはごく自然に「覚悟」というものが描かれていて、
その犬の覚悟は最後に完遂されるのだけど、その姿があんまり気高くて泣いた。

彼を止めることはできん。誰にも止められないですよ。

そんで、それでいいんだ。というお話。


ずっと気になってたんだけど、高くて買うのを躊躇してたら、売ってなくなっちゃって
あわあわしてたらマーケットプレイスで出品されてたので速攻買った。


いやはや。あー、もう。泣かさないでよ。


inu-chan