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2013年03月26日(火) つながりのなかで非行生徒を抱えるとは?

滋賀県立大学人間文化学部では紀要として「人間文化」というのを出しているんですが、そこに警察と学校との連携/協働についての小論を書きました。

松嶋秀明. (2013). つながりのなかで非行生徒を抱える実践: 警察と学校との協働事例から. 人間文化-滋賀県立大学人間文化学部研究報告, 33,2-12. (以下のアドレスをいれるとダウンロードできるはず・・・)。

http://www.geocities.jp/hidemaru1972/ningenbunka33p1-12matsu.pdf

例えば、僕が子どもの頃のドラマ「金八先生」では、生徒が警察に逮捕される場面で、金八先生が必死になってとめようとしていました。「あってはならない」ことで「おしまい」というわけです。今でも、被害届をだすなんていうことは、生徒との信頼関係をそこなうからといって、なにか事件がおこっても校内でおさめようとすることも多いと思います。

しかし、もはや自分たちで抱えきれなくなっているのに「生徒との信頼関係をそこなうから」とか「教育現場に警察はなじまないから」といったような理屈で、かたくなに生徒を囲い込み、あげくに多くの人々を傷つける結果になってしまってはもともこもない。

もちろん、教師のいうことをきかないから、じゃあ、被害届をだそうというふうになるのもなんだかなと思います。多くの人にとって警察というのは最後の砦のようなところがあり、どんな聞き分けの悪いやつでもシャンとなるだろうというようなイメージでいることが多いのだと思います。かくいう僕もそうでした。でも、現実はそんなにうまくいきません。その昔、僕がかかわっていたある生徒は、自分が警察署で出会った怖い刑事のこと、自分がおちょくってやったらさらにキレたというようなことを面白おかしく語ってくれたものです。いわゆる武勇伝ですね。こういう子にとって警察というのは、いわばステータスを高めるものであって、なんのブレーキにもならないわけです。

じゃあ、どうすればいいのか。ここ数年、県警の少年サポートセンターの補導職員の方からのインタビューと、学校でのフィールドワークを比較しながら考えてきました。まだまだ不十分ですが、ご興味おありになる先生はお読みいただければさいわいです。


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