I create you to control me
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新居の近くには、鉄道がはしっていて踏切がある。駅前に買い物に行く時は、必ずこの踏切をこえていかねばならない。しかし、この踏切はけっこう無視されることが多く、一旦停止しないで事故する車も多いらしい。
というわけなのか、たまに警察がこの踏切の近辺ではっている。この前も、朝、つかまっている人をみて、「うわー、自分じゃなくてよかった」と思いつつ、午後になって再びこの踏切をわたるとき、さすがにもう引き上げたんじゃないかと思ってうっかりと一旦停止を怠りかけたところ、周辺視野に警察の制服が目に入ってあわててブレーキをふんだ(一応、軽く止まるつもりではいたよ)。至近距離にならないと、警察の紺色の制服は周囲の色にとけてしまってわからないのだ。
おかげでというかなんというか、最近はたとえどんなにいそいでいても踏切ではしっかりと一旦停止するようになった。フーコーは、囚人はパノプティコンに収容されているうちに、いつでも看守に見張られているという気持ちになり、これが外界にもどっても自制心のもとになるのだというようなことを書いているが、これもまた同じような仕組みだね。
警察は取り締まるなら全部を平等にとりしまればいいのに、スピード違反でも、路上駐車でも、酒気帯び運転でも、ごく一部の人しかつかまえない。それで、しばしばスピード違反でも路上駐車でも、つかまった人は運が悪いなと思い、あいつもやってるしあいつもやってるのにどうして俺だけと毒づくことになる。
しかし、おそらく経済的効率性を考えつつ、抑止効果を狙うのであれば、理不尽でも、運が悪い人だけがつかまるようなシステムの方がいいのかもしれない。全員をとりしまりはじめたら、お金がいくらあってもたりないし、それではドライバーには安全に運転する自由や、途中はいくらスピードだしていても、ここぞという所では注意して運転するというような、メリハリをつける自由がなくなってしまう。
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hideaki
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