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2004年09月16日(木) 語りの力

ひさびさに学校。あれやこれやする(実習の収支報告とか)。

忙しい学会が終わったとおもったらもうすぐ後期である。
準備をいそがねば、ねば。しかし、月末が〆切の論文×2やら原稿やらあることを思い出す。原稿はもうあらかたできている。論文もひとつは修正して、対照表をかくだけ。しかし、あとひとつの論文のほうは。。。
ああ、ゆるせ、〆切番長。

後期が近いといえば、宮内先生なんか、学会中にすでに後期がはじまっているということで、大変そうだった。「授業がはじまってるから、おもわず板書しちゃった」とおっしゃっておられたが、見事な板書だった。

別に見習うべきは板書だけではない。板書するということは、そもそも資料やパワーポイントなど用意しないで声だけで勝負するということだ。

パワーポイントはたしかに見栄えはいいし、わかりやすいのだが、発表の形式が画一化されるという弱点がある。エンゲストロームの話がわかりやすいのは、なにも彼の英語がクリアーなだけではない。パワーポイントがわかりやすく作られているので、英語が聞き取れず、おいていかれそうになった時でも、何が話題になっているのかわかるから追いつくことができるのだ。

このように便利な側面がある一方で、視覚が優位になるのとひきかえに、語りの迫力がなくなっていくようにも思える。実際、日本心理臨床学会のように、事例を長くかけて検討するような学会では、パワーポイントにまとめられた発表は、なんとなくその場の雰囲気を捨象しているようにも見えた。

僕自身、ナラティブセラピーを教えるときにパワーポイントを使っているが、昨年こられた小森先生は逐語を朗読された。その語りの口調がなんともよかったのがとても印象にのこっている。

語りに迫力がなくても、誰でもある程度の発表ができるようになったということかもしれない。今回の学会では、語りの迫力をもった先生方に何人もお目にかかった。

僕も見習いたいものである。


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