2005年09月26日(月) ポールとベムと失敗は成功の母
みなさんポール・アンカって知ってますか?そうそう。50年代から歌ってた「ダイアナ」とかのオっちゃん。実はカナダ人。あの人が『ロック・スウィングス』という、ロックをスウィングで歌っちゃおう〜という実にモンドな、実に珍妙な、実にキャバレー、すんげええ珍作を8月にリリースしてるんですが、これ、かなりおもろくて、選曲が爆笑ですわ。特に爆笑→「ワンダーウォール」…大爆笑。「スメルズ・ライク・ティーン・スピリット」→ウハハハハハ。そしてなんと!「エブリバディ・ハーツ」→グハハハハハ。とにかくどの曲もむろんメロはそのままですが、アレンジが全部ベタ〜〜〜〜としたスウィ〜〜〜ングになってて、ワハハハハハハハハ。すげえぇおかしいっす!マジにやってるのか確信犯なのか?とにかく笑える。すげえよ、すげえぜ、オヤっさんよおお!と言いたくなりまひた。…と書こうとしてて、ずっと忘れてたんだ。べつの原稿書いてて思い出したので。
ところで。『負け犬の遠吠え』を読んで以来、やはり面白かったのでそのことをよく考えています。で。↑のように「〜〜っすよ」とか言っちゃいけないらしい。負け犬本によると。たとえウケ狙いでも負け犬女は、決してそんな男性化したり照れたりして使ってはいけないと書かれていた。さすがだ、酒井順子。なんて見ぬいている。
でもなぁ、もう40才になっちゃったから私、負け犬にも入れてもらえないのよねぇ。化け犬?ちゅ〜か。もう犬じゃないんじゃないか?なんかもっと惨めったらしくて、しかしオドロオドロした生き物…。う〜ん、ナンだろう? それとももっとこう突き抜けちゃった、とんでもないもの? 噛み付き亀? 妖怪アニメ・キャラみたいの? 妖怪ベラ・ベム・ベロとか?(妖怪人間ベム…好きでした)そんな感じだよねぇ。だからもう遠吠え本も共感とかして読めないというか、仲間だとか思って読んじゃいけないという気がしております。
でもでも。もうちょっとすでに古臭いってこのあいだ書いたけど、それは金銭感覚にとどまらず、彼女が男の負け犬として挙げているのがオタクだったり農家の男だったりするあたりにも感じたり。いまどきはどうやら「電車男」の影響で秋葉系オタク男が人気らしいし(←あくまでもテレビでそう言ってただけだけど)、今や「移住万歳!地方で畑作希望!」がスローライフな人生にピッタリで、農家男ねらいの女たちも増殖中。つくづく「ああ、時代ってアッという間に変るんだなぁ」と思いました。
それからさらに思ったのは、負け犬女さんたちは「ああ、どうしてこんなことになっちまったんだ?」と考えて悩む…という記述があった。それは私も同じだからよ〜〜〜く判る。そしてそれって本当に限りなくドツボになる悩みなんだけど、でもそう考えられるようになったことは、同時に実はいいことなのかも?と最近は思うようになりました。人生って意外とみんな「こうしてこうすればこうなる」なんてものすごくキチンと計画したりはしない。だってそうしたって、計画通りに行くことなんて少ないし。むろん真面目に考えて努力してる人はいるだろうけど、大体は成り行き任せ?って部分が大きいはず。でもって負け犬さんたち、「ああ、どうしてこんなことになっちまったんだ?」と悩むってことは、人生をそこで考えて、反省し、し切り直しの機会を得たってことだと思う。初めて真剣にそこで己の過去を振り返ったのだからきっと「辛い〜。バカだ〜」と悩みや後悔はテンコモリだろうけど、でも最初だから仕方ない。でもその内に「バカだけど、でもこんなことも頑張ったし、こんないいこともあったじゃない」と自分を蔑まずに振りかえられる時がくるはず。失敗は成功の母。自分の人生に失敗した〜〜と今後悔したら、実は負け犬さんに限らず、誰もがそこからまたやり直せばいいんだと思う。これが最後の失敗なんかじゃ絶対にないんだと思うだす。だす。だす。(と、自分に言い聞かせる月曜日の午後)
PS:今日の心配「モリゾーとキッコロはどうなっちゃうのか?あのカブリもの…」
PS:今日の心配2「国会の小泉演説への拍手、拍手、拍手。まるで北朝鮮そのもの。どこが違うんだろう?」