DJ SEO's DIARY

2009年10月08日(木) >>ライブ3本ご満悦♪

昨日はライブ3連発でした。


まずは、BIGCATで招待制ライブ2本。

1バンド目は今年サマソニでも観たテンパー・トラップ。

美しい声と、濃すぎる顔とのギャップには未だ馴染めないけど(笑)、

シングルがUKチャートインしたからか、
前回よりも自信溢れるタイトな演奏で、グルーヴしてました。


そして、2バンド目はハイヤー。

これが、相当ヒドイ。

アイドルなのかロックなのかハッキリして欲しい。

完全アウツ。

ハイスクールの人気者を集めて結成しました、みたいな。

カート・コバーンは絶対嫌いやろなぁ。

好きになれそうな曲もほんの数曲あったけど
(ブリトニーみたいなのはNG)、バンドとしてダメ。

彼らには本物のロックを体感して欲しい。



ということで(?)、向かったのがクラブ・ロケッツ。
この日は緊急来日(なぜ?)したスペクトラムのライブ。


このバンドを知らない方のために軽く解説すると、
80s後期に活動した伝説のエクスペリメンタル・ノイズ・バンド、
スペースメン3に在籍していたソニック・ブームが、
後に結成したバンドが、スペクトラム。

サウンドは、基本的にはその延長線上で、
90sにアルバムを数枚リリースした後、
この7〜8年は(サイド・プロジェクトを除いては)
特に音沙汰がなかった。


同じくスペースメン3に在籍していたジェイソン・ピアーズは、
後にスピリチュアライズドを結成。
退廃的なノイズよりも、オーケストラも取り入れた美しいノイズに
音楽性をシフトさせた彼らの方が、結果的に成功を収めることになった。



そんなこんなで、ある意味凄いタイミングで訪れた
スペクトラムのライブ。もちろん、期待を裏切りません。


現在は本当に2009年か?と疑ってしまうくらい、
音だけでなく、絵的にも、雰囲気的にも、
20年間しっかりタイムスリップ。



決して上手い言い方じゃないけど・・・




「2009年宇宙の旅」とか言ってしまいたい。




個人的にUKではマイブラ、USではソニック・ユースとして認識していた、
20年前のエクスペリメンタル・シーンだったので、

スペクトラム(及びスペースメン3)は、レコードは持ってるけど、
正直そこまでハマっているワケじゃなかった。



でも、ライブとなるとやっぱり別格。



ヴェルヴェット・アンダーグラウンドからの影響を、
ソニック・ユースよりもストレートに受け継ぐ
ノイズ・サウンドに完全陶酔。

ソニック・ブームの頭固そうなところが想像通りで最高!
長身からギターをかき鳴らす姿、いいねー。



フジ〜コーチェラでマイブラを観て以来、

個人的に10年ぶりのノイズ・ブーム再来中なので、

とにかくアガる、ギターノイズ。


このアタマが飛んでく感じがたまらないんだ。




こんなステキなライブを破格で楽しんで、気分良く帰宅。

こんな毎日がずっと続けばいいのに・・・


さぁ、週末は朝霧だ。



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