DJ SEO's DIARY

2006年07月02日(日) >>7.1.GROOVER

遊びに来てくれた方、どうも有難うございました!


今月から、来月にかけては毎年恒例のフェス特集。
DVJを駆使する我らGROOVER的には十八番ってことで、
レッチリやリンキンの野外ライブや、インドアのアークティック、
アグリー・ダックリングのライブ映像の他、残念ながらライブ映像を
ゲットできなかったラカンターズ、スノウ・パトロール、キーン、
マティスヤウ、ブロークン・ソーシャル・シーン・・・なども
最新PVで応戦!

そして、ワールドカップ・ネタも多数PLAY・・ってか
全部イングランド応援歌ばかりですが、今回のオフィシャルである
エンブレイス、定番ニューオーダー、そしてシャム69がグレアムと
新録した、「HURRY UP ENGLAND」を昨晩のイングランド試合中に
日本から応援プレイ!・・・でも負けたみたいですが。

そこまで他人ほどワールド・カップに入れ込んでないので、
(なぜかオリンピックの方がテンション上がります・・
オッサンかな・笑?)僕気持ちが弱かったのかも(汗)

サカモっさんのDJもイイ感じで、使うの数年ぶり?ってくらいの
朝方のジャガーのライブ映像には、爆踊りで死亡!!
彼曰く「世界遺産」もうなづける内容でした・・・。

河野のDJも上り調子で、最近のUK新人好きリスナーと
昔の90’sなリスナーとを上手く踊らせ分けてた感じで◎。

んまぁ・・もう少し両者の歩み寄りが欲しいなぁってのが
本音ですが・・・(笑)

あとは今月数年ぶりの来日を果たすシルヴァー・サンや
ポージーズとか、今年ナゼか意外にプレイしてるレンタルズなども。
う〜ん・・でも正直DJブースからフロアの年の差を感じるが(笑)

でも若い子にもドンドン聴いていって欲しいですねーこの辺を。



そういえば昨晩リンキンかけてて思ったのは、
今のUKロック・リスナーは
このテの音に免疫が全くないまま、
今に至ってるんだなぁ〜って事。

今は本当にUKが主流で、フランツやストロークスのような
シンプルで軽い音が中心。へヴィ・ロックも大幅に衰退して、
歌モノに進むか、メタルに回帰するか・・・んまぁどちらにせよ、
UKロック・リスナーが進んで聴く音じゃあない。

だから、僕ら世代と”へヴィ・ロック”に対するイメージが
大きく違うのかも。僕らの世代はやっぱりニルヴァーナが中心。
重くてダイナミズムのあるサウンドが90’s。

だって、それまであんなサウンド出せなかったんだから。
「ネヴァーマインド」、これをみんな当たり前に聴いてるけど、
このギター・サウンドは正に革命的なんだよっ・・・てことを
今更ながらに言いたいね。

そして、パール・ジャム、アリス・イン・チェインズ、
サウンド・ガーデン、ストーン・テンプル・パイロッツ、
スマッシング・パンプキンズらの成功・・・今、思うと
よくこんなに難解(というか耳馴染みのよくない・・・要するに
キャッチーでない)な音楽が大衆に受けたなって事。

最近のシングルはイイ曲多いんだけども、
どれもキャッチーすぎるんだよな。
それでもついつい買ってしまうのはDJの性なんだが、
僕は決してPOP=ROCKではないと、ハッキリ言いたい。
大事なモノを見失っちゃダメだ。


90’sのへヴィ・ロックは、その後レイジが現れ、
リンプが登場する。このクロス・オーバー全盛期のUSは本当に
パワーに満ち溢れていて、魅力的だった。

リンプの2枚目のブレンダン・オブライエンの練りこんだ
ギター・サウンドは本当に美しく、永遠の名盤である。
僕ら的にはこの時期がピークだったが、世間一般的なピークは
やはり3枚目だろうか。

しかし、その後はリンキンやエヴァネッセンスなどが現れはしたが
次第に収束し、今やリンプは滑稽な存在にすらなっている。



クラブ・シーンに話を変えよう。



90'sのUSへヴィ・ロックが全盛だからって、
その時UKには同じくブリット・ポップがあった。
今みたいに、次から次へとキャッチーなシングルが登場した。
(でも今の限定売りみたいなアコギなノリは少なかったハズ)

もちろん、当時でもUK派とUS派はバッチシ分かれていた。
僕がDJし出した1998年頃にもそれは充分感じられたが、
それをUKもUSもバッチシ混ぜに混ぜてダイナミックに
やっちゃったクラブ・イヴェントが"the club-k"だった。

そして、当時の頭の固いロック・リスナー達にまるで我慢大会の
ごとくダンス・ミュージックを長時間聴かせるという、
豪腕ぶりも凄まじかった。

気づけば、オアシスはもちろん、マリリン・マンソンでも、
オフスプリングでも、レイジでも、ケミカルでも
アンダーワールドでも盛りあがっていた。
特にアタリ・ティーネイジ・ライオットが異常やったな。
すごいカルチャー・ショックだった。

これは今でこそ当たり前なんだが、
この状況を作るのは容易じゃないんだよ。

90年代のパブリック・カフェでメイン・タイムでかかってたのは、
この中でオフスプとレイジくらいなんじゃないかな?

やっぱり普通のリスナーは好きなジャンルしか聴かない。
それはクラブ・シーンにずっと居てるからわかってないだけで、
今でもそれは変わってないのかもしれない。



でも、そこに新しい発見を与えるために僕らがいる。

「知らない曲が流れないと遊びに来た意味がないよっ!」

ってくらいの音楽好きの方、是非グルーヴァーへ。


・・・最近減ったからね〜。

昔はオタクラブロッカーあんなに居たのに(笑)
ま、オシャレは大事ですが・・・ね。


リクエスト、ご意見、お待ちしてます。



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