DJ SEO's DIARY

2001年07月30日(月) >>LIVE REVIEW [OASIS] @FUJI ROCK FESTIVAL

開演前から、もう待ちきれないファンであふれている。

マニックスの時、柵の中が結構空いてた事はスタッフも気づいてたようで
今回の入れ替えでは、かなりの人を入れたみたいで密度は濃い。

―――――今回こそは確実に「我らのオアシス」である――――――――

登場3分前ぐらいになると待ちきれないお客さんによって「オアシス・コール」が起こる。
僕ももう待ちきれない・・・!!

―――――――――だって「野外」だよ!!――――――――――――

ヤバイに決まってる。
だって「野外オアシス」なんて、ひょっとしたらもう一生観れないかも知れないんだか ら。
「大観衆での大合唱だ。」
マジで僕はそのために苗場まで来た。

――――――――――――そして・・・登場!!!――――――――――――――

やっぱり「FUCKIN’IN THE BUSHES」で登場だ!
ノエルが出てくる!!
アンディ、ゲムも出てくる!
・・・そして、リアムだ!!!

リアムはすこし太目の青いGジャンとジーンズ、青いキャスケット(?)をかぶって
やはりふてぶてしく登場!!観客は大歓声で迎え入れる・・・・!!

このリアムの格好、僕が前見たブラーのLIVEでのデーモンの格好とかなり似ていたので
ちょっと勝手にビックリしてた。

そして「GO LET IT OUT」!!
もう解説できないぐらい盛り上がっている!
みんな最初から最後まで歌っている・・・・!!
僕も声を張り上げて歌いまくった。
1番と2番の歌詞の違いがわからんところはがんばってウヤムヤにした(笑)!!

「WHO FEELS LOVE」 これも大合唱。
もうほとんどドンチャン騒ぎである。

「SUPERSONIC」も演ってくれた・・・!!

――――――――――とにかくリアムはすごい――――――――――――――

とにかくオーラに満ち溢れている。
ほとんど観客に対して行動を取らない・・・ってゆーか、ずっと睨んでいる。
そんで股間をまさぐって、タンバリンたたいて、チンピラ歩きでウロウロして、
そんで顔のとこにタンバリン持ってきて「お面」みたいにして(←すこしカワイイ)
また睨む・・・。
そんで自分の歌うパートになるとノシノシ戻ってきて、関取みたいにドカっと重心を落と し
がに股でバケモンのような凄まじいヴォーカルを炸裂させる・・・・!!

あんな男はホンマに「天然記念物」扱いだと思う。
本気でカッコイイ。

途中、何やったか順番あんま覚えてないけど
「COLUMBIA」「MORNING GLORY」とか演ってたと思う。

そんで「ACQUIESCE」だ・・!!
今までよりも更にハイテンションな観客!!
そしてリアムからノエルにタッチする瞬間!
観客の「ウオ―――!!!」という雄たけびが上がる・・・!!!
そのあまりの凄さにノエルはマイクまで口を近づけたが、
すっと引いてワンコーラス目は歌わず観客に歌わせた。
――――――あまりにヤバすぎてこの瞬間、僕は鳥肌が立った――――――――――

そして「GAS PANIC」とか「CIGARETTES & ALCOHOL」の後、
多分、「STEP OUT」って曲だと思うんだけど 僕の知らない曲が演奏された。
これはさすがに歌えずかなりショックだった

そして「SLIDE AWAY」だ・・!!
今までほとんどLIVEでは演奏されなかっただけに
今回の来日では「この曲目当て!!」で観に来てた人も多いはずだ。
(COLUMBIAもそうだけど、僕は余裕でこっち目当て)

でもイントロからリアムのヴォーカルが入るところで、
入るタイミングをリアムがミスる。

ノエルがふてくされた顔でリアムをにらむ。
そしてもう1サイクルした後にリアムのヴォーカルが入る。
やっぱりこの曲は最高だ。
個人的にもオアシスの中でもかなり好きな曲なんで 本当に聴けてよかった。
・・・でも、リアムは2番の歌いだしでもミスってた(笑)

そして大名曲「CHAMPAGNE SUPERNOVA」だ・・・!!
・・・もうこれが聴けて思い残すことはない。

でも出だしのノエルのギターとリアムのヴォーカルが
どうしようもないぐらい合ってない・・・。
リアムががに股スタイルのまま、ノエルに「ちゃんと合わせろよ!」っ て
感じで 左腕を上下に振っている(これがなんかヘンにかっこよかった)。
そんで言うまでもなく大合唱。
けどそれでも歌わない人も半分ぐらいいて
「もっと全員で合唱コンクールみたいに歌ったら
絶対に伝説になるの に・・・!!」 と、やっぱり思ってしまった。

そんで「DON'T LOOK BACK IN ANGER」だ!!
ノエルヴォーカルの曲の方が低いからか、みんなかなり歌っていた!!
多分、一番声出てた気がする・・・!!
・・・つーか、「声、声!!」って野球部のコーチみたいでゴメン。
・・・ホンマにこれ(大合唱)目当てやったから・・・。

何となくこの曲で終わりのような気がしていた・・・。
だって「ロッキン・オン」でも「DON'T LOOK BACK〜」がラスト前で
最後が「I AM THE WALRUS」だったし。
というかこの時、今日の1日を思い出していた。 このロックまみれの1日。
3週間前に「行かなきゃロックじゃねー」って決意してから、
ずっと思い描いてたこの瞬間・・・・。

――――――――本当に、素晴らしい瞬間だった――――ー――――

・・・この思い出は一生忘れない・・・。
・・・本当に最高のロックン・ロール・バンドだ・・・!!

そして、リアムがつぶやく・・・

―――――――――「LIVE FOREVER――!!」――――――――――

・・・・感動で涙があふれた・・・・!!
「ウヒィ――――――――!!!」っと、
まるで人間とは思えない 雄たけびを上げる僕・・・!!

もうひらすら
「この4分間を少しでも長く感じられますように・・・!!」
と自分にこの時を染み込ませていた。

アンコールはやっぱり「I AM THE WALRUS」だった。
みんなが待っていた「ROCK'N’ROLL STAR」は、演らなかった。
でも、僕はもう充分だった。

そう、僕にはあの「LIVE FOREVER」が今でも染み込んでいるか ら・・・!!

―――――「フジ・ロック・フェスティバル」と「ロック史上最強の兄 弟」――――――――
・・・にひたすら感謝!!

・・・この素晴らしい時をたった「6万円弱」で売ってくれて 本当にどうもありがとう。

・・・行く前は本当に「高い」気がしてたけど、終わってみれば
こんなにお買い得な「いい思い出」は、そんなにあるわけないから。



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