DJ SEO's DIARY

2001年04月06日(金) >>STOMPの楽しさ。

昨晩、GROOVERにもよく来てくれるお客さんでもある、
たてき氏のイベントに行ってきた。人も結構入ってたし、内輪ノリでは
あったが、それなりに楽しかった。

・・・・が、しかし!!自分のイベントでもないのに、気づいたら
「いつもの(深くかんがえるモード)」状態に陥ってたので
今日はそれについて書いてみよう。

昨日の間、ずっと考えてたのは「楽しいイベントってのはなんだろう?」
ってことで、これは言うまでもなくサービス業の基本思想であって
イベント打ってる奴なら毎日考えてても
いいぐらいなんだが(考えてない奴が多すぎる!)やはり今日のイベント
では色々考えさせられた。

所詮、「ロックのDJ」なんてのは誰でもできる。そりゃあ、細かい技術なんか
はあるだろうけど、「つなぎ」なんてミスろうが別にたいした事じゃない。
実際、昨晩はお世辞にも上手いとは言えなかったが、お客さんのノリは
結構良かったし、楽しそうやった。

GROOVERの場合、僕の性格上その辺(テクとか)にはめっちゃこだわるし
そこらへんのDJイベントには、どんだけ遠慮しても負けてないと
思っているが・・・・・

・・・・それっていったいナーニ???「つおい(アラレ)?」
って感じだ(笑)!

つまりだ・・・。そんなことはアタリマエなんだよ。僕が今まで思ってた
(し、誇りにも思ってた)「GROOVERの良さ」ってのはアタリマエのことで、
「イベントの面白さ」ってのはそっから始まるってこと。

「ROCKMOVEMENTの現在を一夜にして語る」ってあるけど
別に語んねーでも楽しいじゃん!!なんでもいいやん!
・・・・・・んまあ、マイナーな曲でもあんなに
成立したのはお客さんのリスナーレベルも高かったからではあるんだけど。

そういう中、GROOVERは週末に移り「定番的なロックイベント」に変わろう
としてる(少し変わるだけ・・・・3月の選曲ぐらいな感じ)、
けど、今恐れているのは大きな意味では「カロカロ、またはダウンの週末」と
変わらなくなってしまうんじゃないか?ってことだ。

要するに、ウチとは選曲内容も違うし、テクもあるかもしれないが
「そこには意思はなく。ただ始まって終わり。もちろん盛り上がるが
次回来てもたぶん同じ。もちろん新しいことは伝えるけどそれも大きな意味
ではたぶん同じ。」

・・・・こうなってしまう可能性は否定できない。もちろん今までだって
そうと言えばそうなのだが、次からはお客さんの数も多いだろうし
それは多分明確に表れる・・・・・と思う。「いつも同じ楽しさ」ってのも
もちろんいいねんけど・・・・それは最低条件であってそのラインが
割れない楽しさってのが「いつも同じ楽しさ」なんだと思う。


じゃーどうすればいいのか・・・?これは「そのクラブ自体の楽しさ」
ってことに関係していて、突き詰めると「クラブストンプの楽しさ」って
ことになる。昨晩感じたのが、あのハコは少し音楽を楽しませようとしすぎ
だなあ・・・ってことだ。音楽以外の楽しさを完全に排除している。

とにかく中は暗くて照明のメリハリもないし、せまい。
この照明がショボイってのが一番痛いところで、あれだとフロアに動きが
なくて、いくら盛り上がってても死んでるように感じる。これは店長の
松本さんと話して、なんとかする予定なんだが・・・・。
あとこれはわかってた事やねんけど「映像」がないのはやっぱり痛い!
痛すぎる・・・。今までいつもつけてやっててそれが普通で、他のイベント
でもたいがい映像はあるし、あってもたまにしか見ないし「別にいいか!」
って思ってたんだけど、やはりないとさびしいわ・・・つーかさびし過ぎる。

そうしてお客さんからどんどん楽しさを奪っていって「音楽」しか
最後に残ってない・・・という印象だった。
別に昨晩のイベントじゃなくても間違いなく感じただろう。
(昨晩のイベントどちらかといえば感じさせないんじゃないかな?)

・・・というか、昨日そんなこと感じてたのは、スタッフ含めた全員の中で
間違いなく僕一人だっただろう。

もしそんなおもろい事考えていた人がいたとしたら正式に謝罪の上、
ウチのイベントになんらかの形(DJやら何やら)で参加してもらいたいので、
おそらくお願いするだろう。

箱代の安さにはやっぱり理由があるってもんだ。
はっきり言って「ブルーの方が良い」と断言できる、昨晩の印象では。



「はーやーくーKAMMAにいきたーいいっ!!」

・・・んまあ無理な話である(笑)。












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