非日記
DiaryINDEXpastwill


2003年11月06日(木) 何をしてるのか。

日記も書かずに、何をしてるのかと言うと、子供の頃の写真をあげてみたりしていた。捜しても、もうないよ?(笑)
誰か見た人がいるかしら。忘れなさい。仮に路上で私を発見しても、指ささないように。

三つ四つの頃だし、今とは似ても似つかないと思って、無邪気な気分で戯れにあげてみたんだが、
「わかるよー。似てるよ」
と言われたので、それは一大事と下げる(苦笑)
似てるって、まあ本人だし、整形手術なんかしてないしな。

まあそれに、世の中には自分に似たのが何人かいるって噂だ。
J子さんは、見知らぬ人に「福山○治さんのお母さまですか?」と聞かれたそうだ。そんなわけない。J子は福山までは言えたが、○治の方は名前を間違えたぐらいだ。顔が似てたんだってヨ。
……そうか???

私は家庭教師の教え子に「センセイって○×○×に似てるって言われませんか?」と聞かれた事があるが、そんな事はない。誰かに似てるっていわれたことは一度もない。体型かな。しかし私は、ただ今標準体重より二キロオーバーしてるのだ。標準体重にしたい気持ちだ。

あ、
その昔、転校生に、前の学校に居た、めちゃめちゃエッチな同級生の少女(よくわからないが、猥談が趣味で、色々エロい悪戯をしてたらしい)に顔がクリソツと言われた。そんな少女にクリソツでは、至極妙な気分だわよ。
確かに私も若かりし頃は、大人雑誌の袋綴じ部分(エッチなページ)に一生懸命に息をふうふう吹込んでふくらまし、「ここに一体どれほど猥褻なものが隠されているというのだろう?」となんとかして中を覗き見してやろうと、精力的に果敢に挑戦する労を厭わなかったけどな。
歳を経ていくらでも見れるようになっては、そこまでの情熱は無いが。感想としては、ウキウキワクワクドキドキするものが隠してあるのだ。

そういえば先日、「子供が人差し指でやたらボタンというボタンを押し、押したがるのだが、あれはなんだ」という話をテレビでしてた。
先生によれば、握って開いてしかできなかったのが、人差し指が使えるようになり、それが嬉しくてしょうがなく、せっかく使えるようになった人差し指を実際に使ってみたくて仕方なく、しかもそこに好奇心の発現期が重なり、「押したらどうなるのかな?何が起こるのかな?」というトキメキに翻弄され、飛び出てるものは片っ端から押して押して押しまくるんだそうだ。
人差し指を使う訓練になるらしい。

…フ、そして私はナースボタンを押したんだな?
「もー!すんッごく!押したかった!頼むから押させてくれという気分だった」事と、「ほんのちょこっと押すだけなら良くないかしら?わかりっこないんじゃないかしら?」と浅はかに判断し、
「駄目、駄目よ、アタシ!いや!やめて!どうしてこんな事を!?」と思いながら、吸い寄せられるように押した事しか覚えてないんだが。

「これは病気の人が使うものだから押したら駄目」だけじゃなくて、どうなって何が起こる何の為の物なのか詳しく教えててくれよ。そしたら、ひょっとして万が一にも理性が勝ったかもしれないだろう。

「どうしたんですかッ!?○×さんッ!?○×さんッ!?どうしたんですッ!?」
「先生!○×さんがッ!」

といったような、エラク険しく厳しく深刻でせっぱ詰まった看護婦さんの声が、どこからともなく飛び出し、私は硬直し、見知らぬ○×さんを捜して病室をオロオロ見回し、やがて声が途切れたのでこっそりベッドの下に隠れた。
が、見つかった。
ほんのちょっぴり押すつもりが…(←押すな)
さすがナースボタンは、病人が最後の力を振り絞ってでも押せるように、やたら感度が良いものだよ。つーか力加減なんかできない。

自身の経験から言えることは、ボタンの前に子供を置いて、放っておいてはイケナイ時があるって事だ。絶対に押す。イケナイと思っても押す。
核の発射ボタンの前に置いて、「これを押したら、ぼっちゃんのパパもママも沢山人が死ぬからね」と言い聞かせても、そこをその子だけ残して、離れたら危険だ。
押す。
そんなタイヘンなことが起こるなら、余計押したくなる。

まるで何一つわかってないわけでもないのよ。そのへんまでいくと、結構色々わかってる。自分なりに気を使ったり(皆が色々してるので、邪魔をしてはいけない。一人で遊んでないとイケナイ、とか)、策をろうするところもあるんだ(誰にも気付かれないよう現場を離れ、「私は知らぬ」と言ってみる)。何か起こったら、「それがボタンの所為で、つまりボタンを押した自分の所為で、しかも押したら駄目よと言われていた」という連続した関係でもわかってるんだよ。条件と、因果関係とな。
それで、大人の膝らへんまでの身長でも、イッチョ前に罪悪感もある。自ら策を弄して嫌疑を晴らしたくせに、安全圏に入れられた途端「実は私が押しました」と自白する。さらに「でもちょっとだけよ?」と自己弁護もする。

結構な罪悪感で、今に至るまで覚えてる。


やぐちまさき |MAIL