非日記
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2003年06月02日(月) 腐ネタバレに腐捏造。

ペズのCDが欲しい。花咲くドンブラゴーが欲しい。今一番欲しい物。津軽三味線の音がするんだー(注:エセ津軽三味線ファン)

はりぽた>
今日もアホ丸出しです。馬鹿だなと思われるんだろうなあ。ちぇ。

私「じゃ、そういうことで、まあ頑張ります」
同僚「いや、そんなに頑張らないで、適当に。何時も通りで良いですよ」
私「あら、そうですか?じゃ、何時も通りで…って、私はいつも頑張ってるつもりなんですよ?酷いわ」
同僚「あ、そうだったんですか?(笑)すいません」
私「(笑)そんじゃまあ何時も通りって事で。お先ー」

嘘です。今ここで告る真実。
今日も隙を見て暇にあかせて、「ジェームズとシリウスは何故リーマスを疑い、ピーターを選んだのか」という深遠な謎について徒然に思いを馳せていました。職存続の危機や(注:私達は上司に脅されている。特に年期の入った同僚は風当たりがきつい)、精神を病んで入院するような人間が続出する職場の人間関係について思い悩んでいるような顔で真摯に相づちを打ちながら、全然関係ない事を真剣に思い煩っていました。
ごめんネ。

んな事言ったって、「ものすごくどうだって良いジャン」という事をウダウダダラダラいつまでも考えるのが私の幸せの一つだ。ラブに全力疾走するのは、深層からプリュームの如く突き上げてくる、ライフに対するタマシイのレジスタンスなわけよ。そんな民衆の訴えを無視したら、やがて大地震になり、国会が大揺れしたあげく体制が崩壊するじゃないの(意味不明)


一昨日の私は気がふれている。うむ、確かに。
何がイケナイのかってシリウスの仇名がいけない。「パッドフット?…肉球のついた足ッ!?」と思ったのが運の尽きだ。
落ち着け私!相手は犬だ!猫じゃないんだぞ!?ネコじゃないんだぞ!
シッカリしろ!ファイトッ!(何してんの?)
でも「肉球のついた足」とかいって、やたら無駄に可愛い。そんな事で攻が務まるのか。いや、本当はたぶん「足音を立てずに歩く足」なのかもしれないが(でも気配を消すのって、ライオン以外、主に単独で狩りをするネコ科のメイン特徴なんじゃ?…て、イケナイわ!私!要らん理屈に走らない)、「肉球のついた足」の方がインパクトがありすぎて、脳裡から振りほどけない。

猫の足を思い出してしまうのよ。あのシナっとしてふわっとして温く柔らかい感じは、いつもひんやり肉球が付属していた。
可愛いのだ。猫の前足を握って軽く振って「にゃーん?」とか言われるのが私の趣味なんだ。一度味わうと忘れられない、あのタマシイの悦楽よ…。わかるでしょ!?(わかるんか)
全然関係ないが、でぃずにの映画で「三匹、荒野をゆく」だかなんだかあったわよ。猫一匹と犬二匹との三匹で帰還を目指す奴。鬼の如く楽しい。

私は何故主人公の父が鹿なのかわからない。白い梟がカッコウ良いのはわかる。鹿がカッコウ良いのはわからない。本国では鹿はカッコウ良いのか。
しかし某嬢は日本人なのに鹿がカッコイイというのだ。
どこが?あんな♪ふんふんふん鹿のふん〜♪で、センベイを差し出すと手ごと食おうとする奴等のどこが格好良いんだろう。どっちかというと間抜け面よな。

ともかく、今日はもうちょっと普通に頑張ろう。
自分が書いた事を色々思い出して、いつものことだが片手落ちやら多いので気になって。(いや、書いてるうちにもっと酷くなったよう。私の頭はめちゃくちゃだよ)

なんでそこまで、ピーターを信用したかな。それとも、ピーターを信用せざるえないほど、ルーピンが怪しかったか。
四巻までで判明している事実から、ルーピンとシリウスの発言には一片の嘘もなかったと仮定しての、ルーピンが疑われた理由はなんだろう。

(注:嘘がなかったと仮定する発言の例↓
シリウスが、秘密の守人を別の人間にしよう、それにピーターを推したのは自分だと発言しているところとか。
これ、ジェームズが言い出したとしても、シリウスは自分がだと言ったかもしれないとも思うよな。しかしそうすると、絶対に一度はピーターに「おまえを信じたのはジェームズだった」と言って責めているきもする。しかし、原作でピーターと対峙しているシーンでは同所にルーピンがいるので、ルーピンが居るところでそう弾劾すると「ジェームズはルーピンを疑った」と証言するのと同じになるので、やはり今更言えないかもしれない。
ルーピンの方にしても、何をどこまで悟った上での「私にも言わずに?」の後でのハグなのか。ルーピン先生の方では、「もしかして秘密の守人はピーターだった」と思いついた段階で、自分が疑われたのだと直ぐにわかり、その理由には思い至るところがあり、そうすると全部納得がいったらしい。学生時代に決定的な事件が他に見当たらないのなら、ここは暴れ柳事件に絡めるかもしれないよ。
少なくとも、ルーピン先生は「ピーターが生きている」と知っただけで、ということは、「ありうる可能性だ」とすぐに思い至ったという事であり、裏返せばそれまでにも「何かがオカシイ」とは思っていたかもしれんようだよ。

この辺のシリウスは微妙すぎ。
自分じゃなかったから自分を責め過ぎなかったか、あるいは、自分だったからこそ立っていなければならなかったかだ。ここによって、セドリックに対して悔いているハリーに、なにか口を挟もうとした感情の根元に微妙に違いが出るんだが。

第一、シリウスがアニメーガスで犬を選んだのは、やはりルーピンが狼だったからって気がどうしてもするよな。シリウスがピーターを選んだのも敵の裏をかく気だったのだから、「シリウスがピーターを選ぶはずがないと普通なら思うだろう」という実績と根拠があったはずだ。それだけシリウスは傍目にもルーピンに傾倒、ていうかルーピン寄りだったという事になる。ジェームズは別にして。そのへんは身内内でも明らかだったんだろう。
シリウス自身がそう思っていたんだろうし、ジェームズもそう思っていたし、ルーピンもそう思っていたし、ピーターもそう思っているだろうという事だ。
ルーピン自身の「「私にも」言わずに?」のところでも。
だが、そうすると余計に、よりによってそのシリウスが、何故ルーピンを疑ったのかってのは大問題だ。

そうだなあ、仮に自分がシリウスだったとしよう。
そうすると、真剣に疑わなければならないなら、「自分はルーピンは絶対にシロだと信じている。だから自分がルーピンについて判断することだけは信用できない」という考え方もするけど。自分がルーピンを疑うのが一番公平な見方だ。

ルーピンが白だった場合、ルーピンに実害はない。
ルーピンが黒だった場合は、やはりルーピンを疑って問題ない。
ただ、シリウスの立場からすると、スパイは自分ではないということは自明なわけで、ジェームズではないわけだから、実質疑わねばならないのはルーピンかピーターの二択になる。ルーピンを疑ったとして、結果秘密の守人をピーターにするとなると、もしスパイがピーターだった場合は筒抜けって事になる。
自分が信用してるからなんて理由で、そんな危険なことができるだろうか。
だがピーターを疑ってルーピンを守人にした場合、ルーピンがスパイだったならやはり筒抜けだが、もしルーピンがスパイでなくピーターがスパイだった場合は、ジェームズは守られ、ルーピンは守られ、ピーターは自分達を裏切らずにすむが…。

ジェームズとシリウスは賭けたんじゃないかって気もするな。
ピーターがスパイだろうと疑っていて、だが自分達がピーターを信頼してみせることで、ピーターが自分達を裏切れない方にだ。
「こちらへ戻って来い。今ならまだ間に合う」という意思表示だったとかさ。
その場合、シリウスがルーピンを疑ったと謝罪しているのは、ピーターが裏切ってジェームズが死んだ後という事になるかもしれない。ルーピンからピーターが秘密を聞き出すことは難しいかもしれないが、ピーターからルーピンが秘密を聞き出すことは、それほど難しくはないかもしれないもの。
現実、秘密はどこかで漏れた。どこで漏れた?と考える。
仮にスパイがピーターでなかったとしたら、やはりルーピンだったという事になる。争った後がないのも、相手がルーピンだったなら有り得なくもない。
そこまでの信頼をかけたジェームズを裏切るはずがないと、シリウスは最後の瞬間までピーターを信じたかったのじゃないか。だから自嘲に笑いになるとかさ。

だいたい何故、「絶対に誰も思いつきもしないだろう秘密の守人」であるはずのピーターのところへ「心配で見に行った」わけ?(苦笑)だからヘタレだって言われるんだよ。どう考えても、心配すべきなのは囮である自分だろうが。「いや、自分は絶対大丈夫。不覚は取らない」等という自信過剰ぶりであったんなら、余計に、秘密の守人を摩り替える必要が果たしてあったのだろうか。
ピーターが白だと思っているなら、いつ奇襲を受けるかしれないような自分が力において劣るピーターのところへなんかホイホイ行って、巻き添えにしたり足手纏いになんかなられたらどうすんのよ。
シリウスは一体「何を」心配したんだ?
ピーターがスパイだと思っていて、だのに標的の秘密の守人になったのなら、ピーター自身が追いつめられるからじゃないんか。彼はスパイだった。なら自分達に助けを求めることはできないだろう。自分が危険になる理由、スパイであった事を告白せねばならないからだ。だから助けに行ったんじゃないんか。

このあたりを考えると、ジェームズとシリウスは親友というより、シリウスにとっての親友はルーピンであって、ジェームズの方は鏡にうつった自分を見るようだったんじゃないかって気がせんでもない。普通、自分を友達にしたり、自分を恋人にしたりはせんだろう。
「鏡に映った」ってのは、正反対じゃなくて、全てが同じでありながら、尽くが逆になっているって事だ。説明がむつかしいわね。
全く同じで正反対というなら、スネ先生とシリウスの方がそうだろうきがするよ。
マクゴナガル先生が「まるで実体と影のようだった」と言ってるもの。
ジェームズは頭がよかったらしいのにな。二人でじっくり相談の結果、「命をかけてピーターを信用してみせよう」という事になったんじゃないかって気もするよな。それで「死ぬべきだった」で「我々もおまえの為にそうしただろう」が太字になるんかもしれない。仮定の話でなくて、「事実そうした」という意味だったかも。

脅され弱く臆病なピーターは裏切るしかなかったかもしれない。なら秘密の守人に選ぶことは、ピーターを余計に追いつめたことになる。だから、シリウスは十二年黙り続けたとかさ。どちらにしろ、二人は賭けに負けたわけだし。自分が死んだ気でピーターの弱さを許そうとしたとか。
「どこへでも逃げろ。もう誰もおまえを追わない」とな。それだのに、ピーターは姿を隠してロンのところ(魔法省の役人の傍)にいて、つまりホグワーツ、ハリの近くに居た。
「ハリの顔を正面から見る事など到底できないだろうおまえが、一体そこで何をしている?何をする為だ」と思うと、プツっと血管がキレたかもしれん。

ならあの罵倒の激しさは、わからんでもないちゅうか。私も短気なので、短気が血管キレた時のホトバシル奔流を抑え難い気持ちがわかるってゆうか。
出刃包丁もってロンの寝床を覗いた気持ちもわかるよ。言うなれば、ナマハゲ気分?
叫びの館にロンごと引きずり込んだ気持ちも。「ここで会ったが百年目!誰が逃がすか!?」と、ワームテールしか見えておらず、ロンは何故だかくっついてきたんだよ。必死で身柄を確保した途端、要らんロンがくっついてる事実に気づいたのだ。で、ロンをどけなきゃイカンのにロンがどかんので、いよいよ「コレどうしよう?」とちょっと困った感じだ。
例によって、「後で剥がせば良い」と思ってたんだよ。

そうしたら私はここを思いきり読み間違えていたことになるのよ。ああ、面倒くさい。いや、必ずこうだろうとは言いきれないが。

生き残ってしまったので説明してくれるシリウスが阿呆っぽいが、妻と子供の命がかかっていながら決行したジェームズも同じ程度には阿呆って事になる。シリウスが間抜けなほどピュアだったとすれば、ジェームズもそうだったという事になるだろう。だのに何故、他所様では大抵シリウス「だけ」がアホなんだろう?
やはり肉球だからか。
自分だけでなく、自分が守らねばならないものも賭けろとは、「他人」には到底できないレベルの要求だ。だから、シリウスにとってジェームズは親友というより、腹のうちが面白い程読める文字どおり「一心同体」クラスだったんじゃないかって思うよな。
…うーん。

そんで、考えてみるわけよ。
シリウスはルーピンが狼だから近い犬科を選んだ。ジェームズはやはりルーピンが狼だから、捕食される側の草食動物を選んでみせた、とか。
シリウスはそのまま「自分達は友人だ」という意味でだが、ジェームズはそれを補足して「仮に自分達が君に捕食される側であったとしても」という意味でだ。何故に鹿かは知らんけどね。どうかしら?
そんで、ジェームズとシリウスは互いには相手が何故何を選らんだのかが説明しなくても見る前からわかる、「あっちはアア来るだろうから、自分はこう行こう」で、それが高確率で当たるような。
腹のうちが読めるってのは、つまり殆ど同じ速さで殆ど同じ事を考えるって事だが、そこで、どっちが実体となり影となるかに暗黙の取り決めがあったので上手く噛み合ったんじゃないかと。
例えば、親友だとか恋人だとか実体同士だと、裏を読んだつもりで、相手も裏を読んでた所為で裏の裏になって表になってかち合ったりするだろう。そこをどっちかが実体に徹し、どっちかが影に徹することで足並みを揃えていたんじゃないかて気もする。
悪戯にしても、「こうやってこうやったらこうなる」って時に「誰かが囮になってくれないかな」と思う時、目が合った瞬間に同じ事を考えている事がわかったとしても、暗黙の了解で「じゃ自分が囮になろう」「じゃ自分が実行しよう」という役割分担がないと上手くいかないだろう。両方囮になったり、両方実行したら、どうにもならんからな。


まあ、そんな事はおいといて普通に考えてみましょう。
ルーピン先生が疑わしいかった、その理由はなんだろう?
↓下に行くほど腐女子度アップ。

1>
就職できずに荒れていた。
1’>
彼女ができずに荒れていた。
2>
ハジメテできた友達と縁が薄くなるだろう覚悟を決めてしまい、ヤサグレていた。
3>
狼人間と友達だとバレると友人の職場関係や社会的信頼に影響するだろうと距離を置こうとしていた(ホグワーツではボスのダンブルドア校長に理解があったが、他所ではそうはいかないだろうから)
4>
ジェームズがリリーとくっついて、(どっちかに)失恋して、ひそかにヤサグレている状態だった事をジェームズかシリウス、あるいは両方が知っていた(腐女子使用)
5>
ジェームズかシリウスがルーピンを在学中から振りまくって、その関係は既に修復できないほどになっていた(腐女子専用)

いやいや、これだと逆に疑われないかもしれんな。

6>
暴れ柳事件に何か真相がある(腐女子兼用)


私としては、暴れ柳事件を絡めて、シリスネにしたいところだ。

てゆうか、三巻のスネイプ先生は本当に可愛い。ものすごくヒステリック。シリウスの血管キレぐあいが霞むほどだ。
透明マントに隠れながら、自分の事を「当然の見せしめだ」等と言ってるのを聞きながら、「おのれブラック」と怒っていたのだろうと思うと、おかしくてタマラン。ちゃんと「ルーピンは関係無かった。悪いのは全部ブラック」というところまで聞いてから出てくるのが妙に笑える。
いつものスネ先生なら「当然の見せしめだ」まで聞いた時点で、「よくぞ言った」って感じに飛び出てきそうだが。シリスネとしては、一瞬ショックのあまりタイミングを逃し、「くっ」と持ち直してあのタイミングとかね、考えるわよね。ははは。
「甲乙つけがたいほどの憎悪」って、あんたら一体何があったねんな。
アタシは気になって夜も眠れないわよ。

どちらにしても、セブルスはジェームズを特に嫌い、シリウスとは誰もが認める犬猿の仲だったわけだから、ヴォルデモート側に入り込むスパイとしてこれほど疑われなさそうな適役は居なかったかもしれない。
ポッターが狙われていると密通してきたスパイってのは、やっぱりスネ先生なのかしら。
後はね、さりげなく、ルーピン先生が「セブルス」とファーストネームを呼んでいるのが気になるよね。そんな仲なわけ?それもありか。
色々迷うわ。

全く、頭が痛くなる。私は頭悪いのか複雑な人間関係とか、しごく苦手なのよ。人数が多くなると、かなり辛いのよ。特にそこに複雑に物を考える人間が複数人含まれるとかなり苦しい。容量と処理能力の限界が。
でもそういうのが好きなんだ。


やぐちまさき |MAIL