非日記
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2003年03月01日(土) めるとも

メールでこんな事をやりとりしてます。ご苦労な事です。
指輪ネタバレ。

前略。

某より「指輪原作上2まですすんだよ」
(注意:彼女は現在、ご苦労にも最初から読み直している)
「トムのとこらへんさ。なんかやっぱ最初と違って一気によめるよ。ドワーフもぜんぶみた。はよ続きがみたい」
(注意:ここで言うドワーフとは「宇宙船レッドドワーフ号」のこと)
「指輪のDVDもみた。また泣いた」

私の返信(↓)以降、主に交互
「また泣いたんか?すごいよ姉さん!ところで今そこに指輪DVDはある?」
「あるよ。何?」
「つけて、最後のところ。サムとフロドが「モルドールだ」とか言ってるところ」
「つけた」
「ちょっと英語セリフを見てゴラン」
「もるどるについたとこ?」
「そう。フロドがサムに話しかけるでしょう?」
「はい」
「めちゃめちゃオカシイ」
「どこが」
「だからセリフをよく見ろ。そして表情を。面倒だろうが、ここにセリフを打ってごらんなさいまし。わたしが訳してやる」
「そりゃめんどうだ。なに?おまえがいてくれてよかった、のとこ?それとも、いつかあえるよ、のとこ?」
「その手前から。「モルドールだ」の次から」
「おねーさん一人でおかしがってる。あたいなんともないやん」
(↑自分だけ面倒なので、ごねてるもよう)
「だから原語のセリフを送ってくれれば訳してやるって言ってるのに。ハハハ」
「だってそっちにもあるじゃん。普通の訳とはちがうことをかいてくれるんか?」
「そうよ。口で言っても良いんだが、これは絶対そのまま見た方がオカシイんだ」
「じやあちとまって」
「あいよ。アルファベット、ガンバレ」
(注意:彼女は携帯。私はPCでやりとりなので、私は優雅にキーボード返信なのだ)

「I HOPE THE OTHES FIND THE SAFER ROAD.STRIDER WILL LOOK AFTER THEM.
I DON'T RUPPOSE WE'LL EVER SEE THEM AGAIN.WE MAY YET, MR.FRODO.WE MAY.
SAM...I'M GRAD YOU ARE WITH ME.」

(件名「ごくろうさん」で以下返信)

> I HOPE THE OTHES FIND THE SAFER ROAD.
皆が僕らよりもっと安全な道を行ってれば良いんだけど・・・

> STRIDER WILL LOOK AFTER THEM.
フロドさま…、皆を見てるのはストライダーなんですよ?(安全とか快適なんか考えてるわけないでしょう)

> I DON'T RUPPOSE WE'LL EVER SEE THEM AGAIN.
ということは、僕らはもう彼等には会えないってことか…
(今頃全滅か…)
<フロド、物悲しく微笑む>

> WE MAY YET, MR.FRODO.WE MAY.
運が良ければ、(彼等は)生きてますよ!きっと!たぶん!

> SAM...I'M GRAD YOU ARE WITH ME.
サム…おまえがいて良かった…
<振り返り、泣きだしそうな笑顔を見せるフロド>

end。〜もるにえーうとぅりえー♪

(↑送信)

「そうか!すごいね、ねーさん!」
「そう見えるだろ?」
「みえてきたよ。ねーさんにあたしの純粋な脳が侵されてきたよ」
「なに言ってるんだ。わたしは純粋に見たら、そう見えてきたのだよ」
「まあ!それは失礼しました」


補足。
映画ではやってないが、カラズラス・ルートを越えようと主張し、ガンダルフに反対していたのはアラゴルン。ガンダルフが死んで、「ほらみろ、だから言っただろうが!」と勝ち誇っているが、そのままカラズラス強行軍をかましていたら、ガンダルフ一人では済まず、全滅していた事だろう。
その後も、延々と、
「立て!立たんか!」
と軍隊式を通り越し、体育会系のノリ。「自分はイケル!」からって人もイケルとは限りません。一人独走態勢でシバキ倒している。ガンダルフがいないと奴を止められる者は誰もいない。ガンダルフがいてさえブツブツ文句を言っている。

純粋に映画版に準拠すれば、その手前、河岸についたところで、ギムリが「あんたの言ってるエミンムイルのルートは」と云々し、皆の「ゲロ!そんな道!?」という雰囲気に、「ん?なんか問題が?」と言わんばかり。
ここをボンヤリ見た後で、ボロミアシーンに誤魔化されず最後に直結すると、ピュアに上の如き解釈になるのだ。はっきり言って、字幕版でもそのまま見えるようになる。

「皆は無事かな?」
「ストライダーがいます」(ニュアンス:スタライダーがいるのに?)
「…もうあえないだろう」

Frodo,so COOL!


やぐちまさき |MAIL