米国で小学校時代をおくっていた時、ハロウィンでは、かぼちゃでジャック・オ・ランタンを作るのにチカラを入れ、仮装を考えるのにチカラを入れ、もらったお菓子の選別をするのにチカラを入れ、ととてもチカラの入るイベントだった思い出があります。 よくもらうお菓子で一番好きだったのは「ミルキーウェイ」と「三銃士」という名のスニッカーズのようなチョコレート菓子でした。
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ハロウィン当日。緒方邸の玄関のチャイムが鳴る。 「む、もう誰か来たのか…?ずいぶんと早いな」 ちょっといそいそとした足取りで緒方精次十段は玄関に向かう。ガチャ。
 「アアアアアキラ君っ?!」 「緒方さん、この間、進藤達がこぞって僕に『緒方さんの好きなものってなんだ』と聞きにきたんです。だから、『可愛い物が好き』って答えておきましたからね、それじゃ、失礼します」 それだけいうとアキラは去っていった。 「・・・・(アキラ君、もしかして参加したかったのだろうか…?)」 緒方氏はそっと審査リストの欄にアキラの名前を足しておいた。にじゅうまる。
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