あおい世界
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| 2019年09月04日(水) |
本■れんげ荘と新聞記者。 |
群ようこさんの 『散歩するネコ−れんげ荘物語』。 前に読んだれんげ荘シリーズ第4弾。 キョウコさんは相変わらず無職で、 猛暑の夏をれんげ荘でのんびり生活しています。 確執のある実母が急に倒れて以来、認知症になり、 キョウコさんのことを娘と認識ができないでいるのに、 その方が気楽でいいという本音。 実兄とその妻の寛大な優しさもまたすごいと思います。 れんげ荘の人たちとは友好な関係で、ほっこり。 タイトルになっているネコとは、 時々キョウコさんの家にきていた野良のぶっちゃん。 ある日、リードを付けられて散歩している姿を見て、 素知らぬ振りをして話しかけるという。 なんだか滑稽な話になってきましたが、続きが気になります。
望月衣塑子さんの 『新聞記者』。 夏に映画化されたのを観て、 ぜひ原作も読んでみたいと予約しましたが、 手にして分かったのは原作ではなく原案で、 作者である望月さん自身が、 新聞記者として関わってきた案件や、 それに携わったときの感触などが赤裸々に綴ってありました。 つまり映画 『新聞記者』 の主役そのものの言葉。 森友学園、加計問題、 女性フリージャーナリストの詩織さんが、 顔出し実名で性的暴力を受けたことを訴えた事件など、 まだ記憶に新しい有名な事案に挑み、 官邸会見では菅官房長官にしつこく質問をし、 周囲から空気を読まないなどと嫌悪されているという作者。 そんな彼女はとても格好いいし、 隠ぺい体質の日本にメスを入れて、本質に迫ってもらいたいと、 心から応援したい気持ちになりました。
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