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2017年02月07日(火) 本■蜜蜂とRunとLady。

恩田陸さんの最新作 『蜜蜂と遠雷』 。
ずいぶん前に予約していたのの順番がきて、
読み始めたところで直木賞受賞が決定しました。
タイミング良すぎ〜♪

ある国際ピアノコンクールをめぐり、4人のコンテスタントにスポットを当て、
その4人と、彼らを取り巻く人たちの語りで話が進んでいきます。
1次、2次、3次までの予選、そして本選と、絞り込まれていく過程や、
そのわずかな日程の間に、どんどん成長していく様。
圧巻だったのは、演奏に関する表現力。
演奏者に合わせて、心の機微も加えて描かれている様に感動しました。
それから登場人物たちがみな気持ちの良い人ばかりで、
ぎすぎすいがみ合ったり、いらいらしたりというのがなく、
綺麗過ぎる感はありますが、読んでいて心地よかったです。
さすが、直木賞受賞作品だなぁって納得できました。
段組みで500ページの長編小説でしたが、
飽きることなく、楽しむことができました。

次の予約が回ってくるまで、また桂望実さんの作品をチョイス。
まずは、『Run!Run!Run!』。
箱根駅伝を目指す某大学での青春物語かと思っていましたが、
それだけではありませんでした。
主人公の少年は、所属大学では突出している成績で、
オリンピックを目指しているほどなので、
周囲の部員や指導者のことを見下し、
疎ましく思っているのですが、
ある日突然、兄が自殺か事故かという不慮の死を遂げたことがきっかけで、
出生に対して疑問を持つようになります。
つまり遺伝子操作されたおかげで、
父好みの長距離ランナーに向く肉体にされたのかどうかということ。
最終的に、その秘密は明かされ、
孤独なランナーだった主人公が成長していく様が描かれていました。
そんなに長い物語ではありませんでしたが、
なんか読み始めた時のイメージより、ずっと奥が深かったです。

次に、『Lady,GO』。
派遣に登録し、使い捨てのようにあちこちで働いている主人公。
ある日、突然契約終了を言われ、次の仕事を依頼するものの、
全然決まらず、仕方なく希望の時給を下げても、
何の資格もないことがネックなのか無職の状態が続きそうになり、
家賃などの心配をしなくては行けなくなったころ、
ひょんなきっかけで、キャバ嬢をすることになったという話。
キャバ嬢をしていく中で、どんどん成長していく主人公。
最後はあんなに無気力無感動だった主人公が起業するまでに。
桂さんの物語は、主人公の成長物語が多く、
読後、すっきり気分がいいです。
今後も楽しみ。


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