DiaryINDEX｜past｜will
| 2009年04月07日(火) | 門さん、またね。 |
午後２時過ぎ、
４月末までと言われた門さんから、
事務所の鍵とセキュリティカードを渡されました。
昨日、所長にデスクを片付けたら有給とっていいと言われたらしく、
退職日は３０日になるのに、それまでもう来ないって。
一番の仲良しだった門さん。
会社への方向が同じなので、
朝、車が前後に並んだ状態でメールし合ったり、
道路の渋滞状況を話したりした門さん。
いろんな常識が行き交う中で、
門さんの常識とあたしの常識はいつも同じだったので、
年齢や性別やキャリア関係なく、
話をすることで救われることが多かったし、
冗談の掛け合いも小気味よく楽しめて、
一番の仲良しだったから、
門さんのリストラほど、
あたしの心にズドンとくるものはありませんでした。
車に荷物を積みに行った門さんを追い掛けて、声を掛けたら、
どんどん涙が溢れてきて止まらなくなってしまいました。
そんなあたしの頭を門さんはポンポンと叩きながら、
時代なのだから仕方ないって。
あなたは生活かかっているんだから頑張りなさいって。
そう、言いました。
それが、またじんじん心を震わせて、
涙はますます止まらなくなってしまいました。
でもどうにかこうにか、声を出して、
車に乗り込む門さんに向かって、
じゃーね、またね！
って。。。言えた。
またね、なんだよ。
さよなら、じゃないよ。
