あおい世界
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2004年12月16日(木) 母、2回目の手術。

前回同様、会社の前を通り越して兄貴のマンションへ迎えに行きました。
2回目ということもあって、前回よりはリラックスしているようで、
あたしはもちろんですが、兄貴も昨夜は眠れたそうです。

9時ちょうどに母の病室へ着くと、父はもう来ていました。
必ず時間前行動をとる父。
前回は9時からでしたが、今回は10時ごろに声が掛かり歩いて1階の手術室へ。
手術に立ち会ったのは、あたしと兄貴。
心臓の血管部分を映し出された映像を見て、
兄貴が、逐一説明してくるので、わかりやすいという面もありましたが、
静かにしてくれ、という気持ちもありました。
主治医は外来担当の曜日なので、
別の医師が手術の内容などを丁寧に説明してくださいました。
主治医の代わりだった医師は、なんと院長先生!!!

前回は、一番狭くなっている血管を処置して、
今回は二番目に狭くなっている血管、それも枝分かれしているので2ヶ所。
前回よりも複雑で、手間がかかると言われてはいましたが、
やはり手術はやってみないと判らないことも多々ありました。

ステントを埋め込む前に、血管を風船で膨ませるのですが、
血管が硬くなっていて圧力をかけてもなかなか膨らまないのです。
硬くなっていることも、ある程度は予測していたようですが、
これほどまでというのは、予想外だったようです。

最初に枝分かれしている細い血管にステントを植え込み、
その後で太い冠動脈に植え込もうとしましたが、そういう硬さだったので、
2つのステントを並べて植え込むことになりました。
それも、8月にできたばかりという新しいステントを。

ステントにはタイプが2種類あるそうです。
普通のステントと、再発防止用の薬が塗布してあるステント。

前回と、今回の細い方には、普通のステントを植え込みましたが、
冠動脈に並べて植え込んだ2つのステントは、新しいステント。
どちらも、メリットデメリットがあるので、
ここで、どっちがいいとか悪いとか、
素人のあたしが言える問題ではありませんが、
普通のステントで済むと思っていたものの、
新しいのを使うことになったということ、
新しい方は血液をさらさらにする薬を一生、服用することになるので、
今後、事故や外科手術が必要になり、大量出血が起きたときに、
止血しにくいということらしいです。

前回と今回の両方に立ち会った兄貴には、
前回より何十倍も今回の方が難しく感じたそうです。

難しくて手間がかかると言われていた手術も45分くらいで終了。
車椅子に座らせられた母は前回よりもダメージが大きいようです。
手術中から、胸の辺りが苦しいのだそうです。
前回、1つのステントだったのに今回は3つだもの。
異物がある感じがするのも当然でしょう。

新しいステントを使ったことで、またアレルギーなどの心配がありますが、
とりあえずは集中治療室に入ることもなく、
術後専用室も開胸手術をした人が優先されるので、
ベッドが空いていなかったこともあり、元居た病室へ戻りました。

胸が苦しそうな母は病室で数十分眠った後、少しずつ楽になったようです。
父に母をお願いして、またもや午後、仕事に戻ったあたし。

なんか会社のデスクに腰かけた途端、どっと疲れが出ました。
家族の前では明るく前向きに、
マイナス面を考えないような言動をとっていても、
緊張していたのかもしれません。
あたしと同じで、不安な顔を一切見せない母も同じように、
安堵してどっと疲れが出ていることでしょう。

明日、また病院へ顔を見に行こうっと。。。


あおい雪  DiaryINDEXpastwillMAIL

2003年12月16日(火) 元気なイメージ。