sasakiの日記
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新しい弦が発売された。 良かったら使ってみて、感想が欲しいと言われたんだけど、面倒臭いので楽器屋に行って自分勝手に使ってみようと思い、家から電車通りまで歩く。 春だというのに、風が冷たくて散歩のゆったりとした気持ちになれない。 小学校新入学のオリエンテーションなのか、あっちこちから力み返った母と子の組み合わせがマンションや路地から出て来る。 そう言えば去年も同じような風景をみていて、スニーカーはいた着物の母さんのことまで思い出す。
スキップしてみる。 時々、思い出したようにスキップするんだけど。そんなに楽しくはない。 気が沈んでるときにスキップしようとは思わないけど、楽しいからスキップしようとも思わない。 この世代、スキップを過大評価している傾向がある。 いい年してスキップしながら歩道を歩いていくのは相当勇気がいる。 大抵は道を譲ってくれるだけで、そんなに大きな楽しさはない。 札幌の路面電車はほぼ四角形に路線がなっていて、電車を待っていても、どの辺りにいるかが遠くからでもわかる。 待ってるという感覚よりも、オーーイ、早ーークーーこーーい。 手招きする感じ。 グラグラ揺れながらやって来るのは相当いい眺めだ。 こっちに引越しした理由が、電車に乗って街にいくという事だったんだけど、いざ住んでみると、案外乗らない。電停が家から遠いというのもあるんだけど。 西線11条から乗り込み、私立図書館(旧教育大学前)をまわり、行啓通を過 ぎ、すすき野終点の遠回りコース。 昨日は風が強くても空は晴れていて、車内は暖かい。 通勤時間でもないので各停留所、乗り降りも少なく満遍なくゆったりとしている。 電車日和。 弦だけを買いに街に出かける。 もう昔みたいな床の油の匂いもなく、全体が小さくなったため大きく揺れることもなく、運転手も無闇矢鱈に警笛を鳴らさない。静かなものだ。 路面電車に乗る一族があるみたいに、みんな同じ様なオーラが出ている。 気のせいかもしれないけど。
料金は170円。 一日何人乗ってるんだろう? 何人乗ったら儲かるんだろう? 今乗ってるのが31人。 すすき野から4丁目まで100人?200人? どっちにしても大きな商売じゃなく、浮いては消える廃線騒ぎ。 でもね、乗ってるとつくづく思うよ。
これはどんなことがあっても、街の中から消えてはいけないって。 これ以上シンプルなものはない。街の中に。 運転席をみてみるとよくわかる。何か自分でも直ぐに動かせそうだ。 写真二枚、車内で撮った。なんかね、しみじみ愛おしくなっちゃって。
昨日のこと。 今その買ってきた弦を張り終えた。 いいのか悪いのか、よく分からない。 よくすぐ、感想を述べられる人がいるけど、感心する。僕は何でもそうなんだけど、しばらく身に染みないと感想が出てこない。
今日は一日中嵐のことでもちきりだ。 テレビは一日中はしゃいじゃって。 僕は、いい曲が出来ないと、青春時代みたいな悩みでうんざりしている。 何時になったら、もう、いい曲じゃなくてもいいじゃんと言えるんだろう。 多分ねえ、この思い込みが間違っているんだけど、いかんせん、言ったように
青春時代の思い込み、力み返りが習慣として残っちまってる部分があるので厄介なのだ。 それでも、やっぱり、そういう歌はまだ、自分の体の隅っこにあるのだ。 5月になったら田舎に行こう。 今日は四月の嵐の日。 これからもっと荒れるらしい。
おわり
sasaki

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