sasakiの日記
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一日じゅう、風がピューピューー吹いていて、雪がザクザクニ緩み、円山が少しだけ背が伸びた。なんということもなく春の気配がやってきた。 季節はいつも順番を頑なに守り、時々横入りすることはあっても注意を受けてまたもとの場所に戻る。 千歳空港から仙台空港に飛び、空港から仙台駅の電車に乗り、仙石線に乗り換えて終点、石巻に着いたら駅前のレンタカー屋で車を借り、国道を北上して飯野川を目指す。飯野川の橋を左折して、大きく右カーブを曲がり、一時停止を止まり直進、川沿いの道に出たらまた一時停止し、あとはひたすら大須目指して葦の原を右手に見、北上川を下る。女川の看板が見えたらウインカー出して針路変更する。大須の細い、昔から変わっていない道を道なりに進む、また橋を渡って、学校を通り過ぎて、村にはいる。 まあ、これで半日仕事。 親が寝起きしていた家につく。
帰りは石巻で車を返して、仙石線。 今度は多賀城で降りて、フェリー。 海の上はまだまだ冬の気配で、波頭が船にぶち当たる音が船室にいても聞こえるから、慣れないと結構怖い。世のなか結構何かしなければいけない人が多く、きちんと人が乗っている。街を歩いていても思うんだけど、人はどういった用事があるのか、不思議なくらい右往左往しているものだ。 オリンピックの中継をやっている。 なかなか勝たないので気勢が上がらない。それはそうだ、わしらだってもう立派な文明人なのでそう簡単には乗せられなくなってきているのだ。
映画2本見た。 最近本当につまらない映画というのがこの世のなかにあるのだ、とつくづくわかった。どっちかと言えば、なんでも面白いとおもう人のよさがあるほうが基本的には世のなか愉しいのだけれど。 ある意味、自分もつまらないものを作らないようにしないといけないなどと、くだらないことまで考えてしまうからよくない。 まだまだ、不真面目について真剣に考えよう。 さっき、のりさんのところ、ノースビーナに行き、ドラムの入る曲を決めた。頭を剃ったばかりみたいでピカピカに輝いていて、なんだかとても気持ち良さそうで、羨ましい。 今日はまだ練習をしていないのでこれからやんないといけないか?
おい!松! 頭が焦げるよ。 猫はみんなストーブで頭を焦がすらしい。一種のDNA。 大丈夫、生きているみたいだ。 頭が焦げようが、しっぽが焼けようが松の選ぶ人生だからあんまりとやかく言わないようにしているけれど、頭の毛がなくなった猫はそんなに可愛いとは思えないので、とりあえず声をかける。 多分脳味噌はホッカホカなんだろう。 向上心がなくなるわけだ。
そろそろ、60回目の春を迎えようとしている、と数えると、そういう勘定の仕方は非常にネガティブだと言うことがよくわかるので、また豪華絢爛で力強い季節がやってきたと思うことにした。
sasaki

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